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シェルター [映画 *さ]


シェルター [DVD]
「シェルター」、観ました。

多重人格と思われる男性患者の担当になった精神分析医を見舞う、驚愕の出来事を描いたホラー・サスペンス。

カーラは解離性同一性障害(多重人格)について懐疑的な意見を持つ精神科医。
同じ分野の研究者である父親から、多重人格と思われる患者・デヴィッドの分析を依頼される。
デヴィッドを診察するうちにカーラは自身の信念が揺らぎ始めるのを感じる。
彼の調査を進めるカーラは、驚きの真実へと導かれていくのだった・・・。

思った以上にホラー風味が強くておっかなビックリでした^^;
多重人格を信じていない医師が、患者の症状が果たして本物なのかそれとも偽りなのか、その真偽の程を確かめようと心理バトルを繰り広げるサスペンスかな?なんて思っていたのです。
でもデヴィッドの身辺調査を始めたカーラが、実はデヴィッドは25年前に死亡していて、その死に不穏な事件が関わっていると判明した辺りから、ジワジワとホラー的な雰囲気が立ち込めてきて、ついつい肩に力が入ってしまいました。

ジュリアン・ムーアってちょっと毛色の変わったサスペンスというか、作品選びが面白い女優さんですね。
本作もそんな1作だと思えます。
当初は頭の固そうで自分の信念は変えない・・・みたいな感じだったのが、人智を超える出来事に対峙し魅入られたように引き込まれていく人物を演じていて、彼女と一緒に謎を紐解く感覚でした。
患者のデヴィッドを演じたジョナサン・リス・マイヤーズは「パリより愛をこめて」の記憶も真新しいんですが、今回は首が折れちゃいそうなのけ反りポーズで熱演でしたね~^^;
あの“ボキボキ”いう音が生理的に受け付けられなくて、怖さ増しました。

概ね引き込まれて鑑賞したし、また怖さも程よく感じられたので、まずまずの出来ということでしょうね^^
でも・・・(ネタバレ・反転します。 あの神父さんは過去の恨みを晴らしたくて出てきたんですよね? だったら何故、あのお婆さんと対決しないのか“?”でした。 カーラという外堀から最終的にはあのお婆さんを突き止め、そして・・・と思ったらそうでもなかったし。 お婆さんの力が強すぎるから?ちょっと、よく分からなかった。 あと、デヴィッドの25年前の事件って結局、あの神父さんの仕業なんですかねぇ。
・・・なんて、考え出したら“?”がいっぱい浮かんできちゃいました~^^
あんまり深く考えちゃダメかな、こういうジャンルは。

SHELTER  (2009)
 監督 モンス・モーリンド
 ジュリアン・ムーア ジョナサン・リス・マイヤーズ ジェフリー・デマン
 フランセス・コンロイ ネイト・コードリー ブルックリン・ブルー
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