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北北西に進路を取れ [映画 *は]


北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]
「北北西に進路を取れ」、観ました。

人違いをされ事件に巻き込まれた男が、ピンチを切り抜けながら事件の謎と解決に挑むサスペンスアクション。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。

広告会社社長のロジャー・ゾーンヒルはホテルのロビーで“ジョージ・キャプラン”という男と勘違いされ、銃を持った男達に拘束、郊外の屋敷に連れ込まれる。
屋敷では一味のボスと思しき男が現われ、怪しげな仕事の依頼をする。
いくらロジャーが人違いだと主張しても聞き入れず、挙句、仕事を拒否したロジャーを自動車事故に見せかけて殺害しようと目論む。
間一髪、危機を逃れたロジャーは警察で被害を訴えるが聞き入れて貰えず、半信半疑の警官を伴って訪れた屋敷でも上手く丸め込まれてしまう。
果たして“ジョージ・キャプランとは何者なのか”、謎を追うロジャーは新たな事件に巻き込まれていくのだった・・・。

ケイリー・グラント扮する主人公が謎の人物“キャプラン”に間違われ、右往左往の事態に陥ります。
観終わった後、“あれ、なんでキャプランと間違われたんだっけ?原因は?”とそれがよく思いだせないんですよね~^^;
確認しようにも返却した後だったのでそれも出来ず。
とにかく勘違いの人違いで手違いが起こった、って感じ?^^;
どう説明しようが聞き入れて貰えず、悪者グループはロジャーをキャプラン扱いすることを止めません。
ロジャーの方はロジャーで、よしこうなったら本物のキャプランを捕まえてやろうと自ら首を突っ込んで行っちゃう。
あれよあれよ言う間に、まるでドミノ倒しの勢いで騒動に巻き込まれてしまうロジャー。
切欠はどうあれ、途中からはおのずから渦中に飛び込んで行ってる状態でしたね~。

まるでスパイさながらの活躍を見せるロジャー、にわか仕込みのスパイとは思えぬ機転に、運の良さも手伝って次々ピンチを切り抜けていきます。
列車あり、飛行機あり、そして大統領の石像でお馴染みのラシュモア山での逃亡劇など、アクション娯楽としての側面が強い作品でした。
思わぬところでロジャーが殺人容疑をかけられる経緯や、スパイ・ロジャーの活躍など、ちょっと安易だったり上手く行き過ぎ?、なんて所がなくもなかったり・・・^^でも、まぁ、堅いことは言わずに観たい。
スパイ物のお約束、美女とのロマンスも勿論あり。
ケイリー・グラントのダンディさが、古きよき時代の映画の風情を感じさせました。

NORTH BY NORTHWEST  (1959)
 監督 アルフレッド・ヒッチコック
 ケイリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ジェームズ・メイソン 
 ジェシー・ロイス・ランディス マーティン・ランドー レオ・G・キャロル 
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シェルター [映画 *さ]


シェルター [DVD]
「シェルター」、観ました。

多重人格と思われる男性患者の担当になった精神分析医を見舞う、驚愕の出来事を描いたホラー・サスペンス。

カーラは解離性同一性障害(多重人格)について懐疑的な意見を持つ精神科医。
同じ分野の研究者である父親から、多重人格と思われる患者・デヴィッドの分析を依頼される。
デヴィッドを診察するうちにカーラは自身の信念が揺らぎ始めるのを感じる。
彼の調査を進めるカーラは、驚きの真実へと導かれていくのだった・・・。

思った以上にホラー風味が強くておっかなビックリでした^^;
多重人格を信じていない医師が、患者の症状が果たして本物なのかそれとも偽りなのか、その真偽の程を確かめようと心理バトルを繰り広げるサスペンスかな?なんて思っていたのです。
でもデヴィッドの身辺調査を始めたカーラが、実はデヴィッドは25年前に死亡していて、その死に不穏な事件が関わっていると判明した辺りから、ジワジワとホラー的な雰囲気が立ち込めてきて、ついつい肩に力が入ってしまいました。

ジュリアン・ムーアってちょっと毛色の変わったサスペンスというか、作品選びが面白い女優さんですね。
本作もそんな1作だと思えます。
当初は頭の固そうで自分の信念は変えない・・・みたいな感じだったのが、人智を超える出来事に対峙し魅入られたように引き込まれていく人物を演じていて、彼女と一緒に謎を紐解く感覚でした。
患者のデヴィッドを演じたジョナサン・リス・マイヤーズは「パリより愛をこめて」の記憶も真新しいんですが、今回は首が折れちゃいそうなのけ反りポーズで熱演でしたね~^^;
あの“ボキボキ”いう音が生理的に受け付けられなくて、怖さ増しました。

概ね引き込まれて鑑賞したし、また怖さも程よく感じられたので、まずまずの出来ということでしょうね^^
でも・・・(ネタバレ・反転します。 あの神父さんは過去の恨みを晴らしたくて出てきたんですよね? だったら何故、あのお婆さんと対決しないのか“?”でした。 カーラという外堀から最終的にはあのお婆さんを突き止め、そして・・・と思ったらそうでもなかったし。 お婆さんの力が強すぎるから?ちょっと、よく分からなかった。 あと、デヴィッドの25年前の事件って結局、あの神父さんの仕業なんですかねぇ。
・・・なんて、考え出したら“?”がいっぱい浮かんできちゃいました~^^
あんまり深く考えちゃダメかな、こういうジャンルは。

SHELTER  (2009)
 監督 モンス・モーリンド
 ジュリアン・ムーア ジョナサン・リス・マイヤーズ ジェフリー・デマン
 フランセス・コンロイ ネイト・コードリー ブルックリン・ブルー
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それでも恋するバルセロナ [映画 *さ]


それでも恋するバルセロナ [DVD]
「それでも恋するバルセロナ」、観ました。

スペイン・バルセロナを舞台に、絡まる男女の恋模様をコメディタッチで描く。
ウディ・アレン監督作。

ひと夏のバカンスを過ごすためバルセロナを訪れた2人のアメリカ娘。
1人はヴィッキー、結婚を控えた彼女は何事にも慎重に対処する堅実派。
もう一方のクリスティーナは自由奔放だが自分が何をすべきか漠然とした悩みを抱えている。
画家のアントニオとの偶然の出会いが、彼女達のバルセロナの夏を艶やかに彩っていく・・・・。

旅行者でありながらひと夏という一定の期間、腰を据えて旅先で過ごすという所が羨ましい。
数日間の慌しい観光旅行と違い、きちんと生活しているという感じでした。
異国の地の文化に触れながら、いい刺激を受けて過ごす毎日に憧れの眼差しを送ってしまいました。
また、バルセロナの街並みが芸術と歴史がぎっしりと詰まっていて、素敵~。
ここで芸術家のアントニオと知り合ったことで、更に2人の日々は濃いものになっていくんです。

アントニオは「ノーカントリー」の不気味な殺し屋役が印象的だったハビエル・バルデム。
彼は出会って直ぐに、ぶしつけな提案を申し出て2人を驚かせますが、やがて情熱的な魅力を振りまき彼女達を夢中にさせてしまうのです。

そして、そこにもう1人、曲者が登場して恋愛絵巻を盛り上げます。
アントニオの元妻・マリアその人で、彼女はアントニオの上を行く芸術家肌の美女であり、感情の起伏が激しいエキセントリックな面も持っています。
この4人を主軸に、ひと夏をバルセロナで過ごしたヴィッキーとクリスティーナがやがてアメリカに帰国するまでを描いた物語です。

今回も、ウディ・アレン監督が得意とする絶妙な会話劇が流れるように展開されていました。
バカンスが終わって帰国する二人の姿に、結局この話って何が言いたかったんだ?と思わなくも無いけど^^;、会話の妙を楽しみながら、全く飽きさせずに観せるところが凄い。
彼の描く映画には、洗練という言葉がピッタリ。
それとやっぱり、監督自身は画面に出ない作品の方がより好みだと確信しました。

それにしても元妻役のペネロペ・クルスの存在感は天晴れでしたね。
母国語であるスペイン語を捲くし立てる姿は水を得た魚のよう。
コロコロと転がるようなスペイン語のリズムがコミカルさも感じさせて、それがマリアの魅力の一つになっていました。
綱渡りのように危うげで脆い精神状態だけど、逞しくて美しい魅力も持った女。
ペネロペが見事に体現していました。
クリスティーナ役のスカちゃんも大好きだし、ヴィッキー役の女優さんも全然悪くなかったんですが、ペネロペが画面に出た途端、かすんでしまった感は否めない。
女優として格が上、すっかり貫禄が備わりましたね。

VICKY CRISTINA BARCELONA  (2008)
 監督 ウディ・アレン
 スカーレット・ヨハンソン レベッカ・ホール ハビエル・バルデム
 パトリシア・クラークソン クリス・メッシーナ ペネロペ・クルス
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トランスポーター3 アンリミテッド [映画 *た]


トランスポーター3 アンリミテッド [DVD]
「トランスポーター3 アンリミテッド」、観ました。

ジェイソン・ステイサムが運び屋に扮したアクションシリーズの第3弾。

「トランスポーター」シリーズ。
第一作「トランスポーター」、第二作「トランスポーター2」を観てからずい分時間が経ってしまいましたが、やっと三作目まで追いつきました~。
今回は舞台をヨーロッパに戻してくれてました、やっぱりロケーションはこっちの方が好み!
石畳の風情も歴史を感じる狭い路地をスレスレに疾走する車とか、深い森が連なる郊外の一本道など、絵になるんですよね。

「2」で若干鼻についたCGの使いすぎ感も、今回は影を潜めていました。
華麗なる運転テクニックによるカースタント、切れがあって流れるような動きのジェイソン・ステイサムのアクション、十分見せてくれました。
いつも身の回りの道具を上手く使って戦うのですが、今回はシャツやらジャケットやらがまるで生き物のように悪者を痛めつけていましたよ^^

でもジェイソン演じるフランクが仕事をする上で鉄則としていた「名前を聞かない」、「荷物は開けない」なんて早々に反故にされてましたね~。
フランクって運び屋稼業を引退するつもりなんでしたっけ?
そこの辺りうろ覚えなんですけど、警部と釣り三昧で依頼された仕事を後輩にまわしている・・・って事はきっとそうだったんでしょうね。
でも仕事をまわした後輩がドジってしまって、結局フランクが駆り出されてしまう訳なんですが。
案の定、危険な仕事でおまけに今回は車から離れると爆発してしまうブレスレットまで付けられちゃう。
足枷ならぬ手枷で自由を束縛されての仕事、なんですね。

今回、ひとつ不満を挙げるとすると、ヒロインが魅力的じゃ無かった!!^^;
最初は仏頂面だったかと思うと、ある瞬間から豹変する彼女。
それからの行動にイライラしっぱなしでした。
フランクもさ~、結局そうなっちゃうのね、ってちょっとガッカリ。
思いっきりクールに突き放して、最後に一緒になる方が良かった気がするけど、ま、しょうがないか。

悪役のリーダーはティーバッグでお馴染みのロバート・ネッパー。
なんと!吹き替えは若本規夫さんだったんですね、そっちも観るべきだった!
もう返却しちゃったよぅ、残念。

TRANSPORTER 3  (2008)
 監督 オリヴィエ・メガトン
 ジェイソン・ステイサム ナタリア・ルダコーア フランソワ・ベルレアン
 ロバート・ネッパー ジェローン・クラッベ アレックス・コボルド
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フィリップ、きみを愛してる! [映画 *は]


フィリップ、きみを愛してる! [DVD]
「フィリップ、きみを愛してる!」、観ました。

刑務所内で知り合った恋人のために、詐欺と脱獄を繰り返した男の実話を元に映画化。
ジム・キャリーとユアン・マクレガーが愛し合う恋人同士を演じている。

警官のスティーヴンは妻と子供と暮らす、どこにでもいる男に見えた。
だがある日、交通事故で大怪我を負った事で自分に正直に生きようと決意。
実は今まで隠し通してきたが、彼はゲイだった。
妻子の元を離れ、愛する男性と堂々と暮らし始めたスティーヴン。
彼の生活は派手になり、恋人の為に散財を繰り返すうちに、何時しか詐欺を繰り返すようになってしまう。
やがて逮捕されたスティーヴンは、刑務所内で運命の恋人となるフィリップと出会うのだった。

実話の映画化ということで、今回も驚きの人物の登場です。
主人公・スティーヴンですが詐欺の腕前は天才的、どうやらもともとIQ167もある人らしいので、かなり頭の回転が速いのでしょうね~。
フィリップと恋仲になって過ごす時間は甘く過ぎていく、やがてスティーヴンが釈放、すると彼はフィリップを出所させるために一芝居打ちます。
フィリップが刑務所を出てくると、何不自由なく一緒に暮らせるようにと、経歴詐称で大企業に潜り込む。
その全てが詐欺行為でありながら、スティーヴンはちゃんと結果を出してるんですよね、そこが凄い。
でもやり過ぎてまた逮捕、そしてフィリップ会いたさの為に脱獄・・・を繰り返す。

まぁ、ホトホト呆れるような男ではあるんですが、ジム・キャリーが演じると憎めない^^
実際はどうだったのか気になる所ですが、スティーヴンの元奥さんもずっと彼と交流を持ってるし、彼の恋人も含めて気にかけてあげてるみたいでしたし。
そんな所からも、愛嬌のある放っておけないタイプの男性だったんでしょうかね~^^

スティーヴンの恋人フィリップはユアンなんですが、いや~可愛かった!
最初に刑務所の図書館で本に手を伸ばすシーンがあったんですが、指先だけで乙女を表現してたんですよ、ビックリ。
それでもうユアンが可愛い乙女にしか見えなくなった、どんだけ表現力が豊かなんだ!
ジムとユアン、2人の上手さとキャラクターが光ってました。
(あ、スティーヴンの元カレ役のロドリゴ・サントロも格好良かったです。)

所々でちょっとドキツイ場面やセリフなんかも登場するんだけど、なんせジム・キャリーなせいか上手く中和されていてそれ程ヤな感じがしませんでした^^
少々アクが強いけど、大人のメルヘンというか、ラブストーリーって感じで楽しめました。
しかし実話って、本当に小説より奇なり、だわ。

I LOVE YOU PHILLIP MORRIS  (2009)
 監督 グレン・フィカーラ ジョン・レクア
 ジム・キャリー ユアン・マクレガー レスリー・マン ロドリゴ・サントロ
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タイタンの戦い [映画 *た]


タイタンの戦い 特別版 [DVD]
「タイタンの戦い」、観ました。

ギリシャ神話をベースにしたアクション・アドベンチャー。
神々の王ゼウスと人間の間に生まれた青年・ペルセウスが世界滅亡を目論む冥王に戦いを挑む。

その昔、人類は自らの能力に驕り、神々を冒涜する行動に出始める。
怒った神々は冥界の王・ハデスを使い世界を破壊と混乱の恐怖に陥れる。
青年・ぺルセウスもハデスに家族を殺されてしまう。
ペルセウスは自身の出生の秘密を知らずに人間として育ってきたが、ゼウスと人間の間に生まれた子である事を知る。
人類を滅亡の危機から救うため戦うことを決意したペルセウスは、仲間の戦士達と共に旅に出るのだった。

ペルセウスの行く先々に現われるクリーチャーの数々。
それらをやっつけながら、そしてその時に仲間を少しずつ失っていきながら、前へ前へと進んでいきます。
出てくるクリーチャーも楽しめるし、アクションも派手なので飽きさせません。
それはそれは、サクッサクッと気持ちよい展開。
アクション好き、古代歴史物好きの方なら楽しめる作品だと思います。

しかし、物語に深みはあまり無いです。
ペルセウスと父親であるゼウスの確執とか、はたまた自分の出自や置かれた立場からの苦悩などは殆ど描かれず。
内面の心理描写よりアクションに重点を置く、というスタンス。
それを解って見る分には、中々楽しめるアドベンチャー映画ではある。

・・・とは言っても、観たのが10月の終わり頃(多分^^;)で、既に記憶から消えかかっている・・・なんて事実も^^;オイオイッ。
感想って出来るだけ早く、新味の失われないうちに書かないと私の場合はダメみたいです。

CLASH OF THE TITANS  (2010)
 監督 ルイ・ルテリエ 
 サム・ワーシントン ジェマ・アータートン マッツ・ミケルセン
 アレクサ・ダヴァロス ジェイソン・フレミング レイフ・ファインズ リーアム・ニーソン
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運命のボタン [映画 *あ]


運命のボタン [DVD]
「運命のボタン」、観ました。

ボタンを押せば大金は貴方のもの。
ただし、その代償としてどこかで誰かが死んでしまいます。
さあ、貴方はこのボタンを押しますか?

ある朝、自宅の玄関にポツンと置かれた箱。
開けてみると中にはボタン装置が。
そして夕方、訪れた見知らぬ老紳士がこのボタンを押すとどうなるのか説明を始めます。
上に書いた事が絶対に、現実のものになると言うのです。
大金とは100万ドル(およそ1億円らしい)。
考える猶予は24時間、それを過ぎると次の方にこの権利は移ってしまいます。
ご夫婦でよく相談されて、決めてください。
怪しいでしょう~、そんな事言われたら困る~、はっきり言って迷惑でしかない^^;
この提案を受けたのが、キャメロン・ディアス&ジェームズ・マースデン(サイクロップス・X-MEN)夫婦。
夫婦が下した決断によって、彼らがどんな運命を辿るのか?
なかなか興味深く鑑賞することが出来ました。

それにしてもキャメロン演じる妻が、何だかんだ言いながら速攻でボタンを押したのには目がテン!
(ボタン押しちゃうのは予想出来ますよね、だからネタバレじゃ無いよね^^;)
私が旦那だったら“勝手なことしてっ!”ってかなり怒ると思う、ジェームズ演じる夫は優しい~。
そもそもこの夫婦はお互いをとても思い遣る事が出来るいい夫婦だと思う。
それ程、金銭面に苦労しているようにも見えない(逆に裕福にさえ見える)のに、キャメロンがあそこまでお金に執着するのが、ちと分からなかったかも。
確かに、夫婦を取り巻く状況が芳しくない風向きに変わったってのはあるとは思うけど、でもねぇ^^;
抗いようのない力が働いていたんでしょうか。

大金を手にした喜びもつかの間、夫婦の周りに不穏な出来事が起こり始めます。
(そもそもお金貰って嬉しいどころか、気分は沈んで行く様に思える。)
このボタンに纏わる一連の出来事がどのような意味を持つのか、またこの提案をしてきた老紳士の正体は何なのか。
その辺が見え始めると、一気に冷めてしまう人が多いかもしれませんね~。
あ、これ系か・・・って。でも何となく始めからオチは見えてるっちゃぁ、見えてるし。
私はあれ系でも全然良いんですけど、如何せん長く感じた。
図書館のシーンとか意味深過ぎてよく分からず、単調に思えたり。
前半は雰囲気もあって面白かったけど、出来たら100分位で纏めて欲しかったなぁ(この尺が好きだよね、私^^;)

幾ら見知らぬ誰かだとは言え、人様の死のきっかけを作ってしまうと思ったら、ボタンは押せない。
絶対に、自分にかえって来ると思う。
因果応報。
ジェームズ夫が最後まで優しくて、切なくはあった。

謎の老紳士役のフランク・ランジェラの怪しさが◎。

THE BOX  (2009)
 監督 リチャード・ケリー
 キャメロン・ディアス ジェームズ・マースデン フランク・ランジェラ
 ジェームズ・レブホーン ホームズ・オズボーン ジリアン・ジェイコブス
 セリア・ウェストン デボラ・ラッシュ
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パリより愛をこめて [映画 *は]


パリより愛をこめて Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
「パリより愛をこめて」、観ました。

フランス、パリ。
アメリカ大使館員のリースは地道に職務をこなす毎日だが、諜報員としてワンランク上の活躍を切望していた。
そんな折、アメリカから麻薬捜査のためにフランスに派遣されたCIA諜報員・ワックスとコンビを組め、との指令を受ける。
型破りのトンデモ諜報員・ワックスと捜査を進めるうちに、政府要人を狙う爆弾テロの計画が進行中だと気付くリースだった・・・。

リュック・べッソン原案のノンストップ・アクションムービー。
「96時間」同様、今回もパリの街を所狭しと駆け巡ります。

スキンヘッドに髭面、耳にはピアスの強面な風貌で暴言を吐きまくるワックス。
アクの強いキャラクターがジョン・トラヴォルタに嵌り過ぎて楽しくなる。
敵の数が圧倒的に多かろうが、彼に掛かれば問題なし。
撃って撃って撃ちまくる。

そんな彼の相棒となってしまうのがジョナサン・リス・マイヤーズ演じる新米諜報員・リース。
ワックスとの捜査はかなりキツイ新人研修(?)になった筈。
最初はオロオロしっぱなしのリースが、持ち前の頭脳を活かしつつ度胸の座った成長振りを見せるラストまで、まさに文字通り止まる事を知らないアクションシーンの連続で楽しませてくれる作品。

トラヴォルタとジョナサンのコンビが良かった!
無茶苦茶なオヤジに見えるワックスですが、仕事の腕前は一流、相棒に対しても義理堅さが感じられ、実は好感が持てるキャラでした。
そして、ジョナサンがイケメンでそこも楽しめた~^^
壺を持たされたまま逃げ惑う姿が可愛かったです。
出来たら、このコンビでまた大暴れしてもらいたい、そんな風に感じましたね!

スカッとアクションを楽しみたい時に、おススメの1本です。

FROM PARIS WITH LOVE  (2010)
 監督 ピエール・モレル
 ジョン・トラヴォルター ジョナサン・リス・マイヤーズ カシア・スムートニアック
 リチャード・ダーデン アンバー・ローズ・レヴァ シェムズ・ダマニ モステファ・スティティ
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SP 野望篇 [映画 *数字・アルファベット]


『SP 野望篇』オリジナルサウンド・トラック
「SP 野望篇」、観ました。

テレビドラマ「SP(エスピー)」の劇場版。
「野望篇」と「革命篇」の2部構成、「革命篇」は2011年春、公開。

はっきり言ってテレビシリーズ、観てませんっ^^;
劇場版も観に行く予定にはしてなかったのですが、何故か娘が熱望したため、昨日のレディスDayに出掛けて来ました。
娘もドラマ、観てないし・・・ストーリー解からんかもよ~、と何度も確認したんだけど、どうしても観たかったらしい。
学校で話題になってたのかな?^^

何のことは無い!
お母さん、岡田君に釘付けでした(笑)
カッコいい~、あんなに激しいアクションを見せるドラマだったんですね、知らなかった。
岡田君もめちゃくちゃアクション上手じゃないですかっ!
ファンの方は既に周知の事実だろうし、今更何言ってんの?って感じかもしれませんが、まったく存じ上げなかったので素直に驚いたし、良いもの見せてもらった~って感じ。
完璧に娘よりも食い入ってました、ププッ(^^:

ストーリーの方はついて行けなくも無かったです。
何となくこんな感じかな~、って予想しながら。
娘はまだまだ、ある程度予測を立てながら物語を観る、とか行間を読む・・・みたいなのは苦手だろうから、ちと難しかったとは思ったけど。
案の定、派手なアクションシーンは集中してたけど、真ん中くらいは弛んでましたね^^;
しかし、これは致し方無いです。(なんせテレビシリーズ観てないし)

ところで、井上君と尾形さんの因縁とも言える関係性が非常に気になりました。
幼少時代の事件とか。
互いに確執を抱えた間柄のようですが、その辺りもテレビシリーズを観ればよく解るんでしょうか?
やっぱり、観るべき?!

警護対象者を守るSPの機敏な動きも良かった。
米ドラマのように直ぐに銃撃戦っていう事にはならずに、本当に身体を張った攻撃術というか護身術というか。
接近戦でのアクションも見応えありました。
岡田君が警棒(て言うのかな)をシャキーンと出す場面がテンション上がった^^

もちろん、続きも観に行くよねっ、と娘に念押しした母であったのでした。

SP 野望篇  (2010)
 監督 波多野貴文
 岡田准一 堤真一 真木よう子 松尾諭 神尾祐
 野間口徹 丸山智己 堀部圭亮 古山憲太郎
 伊達暁 山本圭 香川照之
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