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僕らのミライへ逆回転 [映画 *は]


僕らのミライへ逆回転 プレミアム・エディション [DVD]
「僕らのミライへ逆回転」、観ました。

マイクは街のレンタルショップで働いている。
今だにビデオでの貸出という、時代から取り残されたような店だが、主人のフレッチャーはビデオテープも店も大切にしている。
街には再開発の話が持ち上がり、フレッチャーの店は存続を危ぶまれていた
そんな時、旅行に出かけた主人の留守を預かることになったマイクをとんでもない出来事が襲う。

マイクには風変わりな友人・ジェリーがいるのですが、その彼が騒動の原因。
発電所に入り込み電磁波を受けてしまった彼は、身体に磁気を帯び、そのまま店内に入った事でビデオテープの映画すべてを消去してしまったのだ。
このジェリーを演じるのはジャック・ブラック。
相変わらずの怪演で人騒がせな男ははまり役^^
困った二人は自らカメラを回し、自身が出演者となって映画を作り始めます。

映画が消えてしまい、慌ててどうにかこうにか作品を作ろうとする姿にニコリ。
「ゴースト・バスターズ」、「ラッシュアワー・2」、「ロボコップ」と撮影は続きます。
間に合わせの大道具、小道具で本物に近付けようと奮闘。
その手作り感たっぷりの作品には、二人なりのこだわりと映画に対する情熱が詰め込まれています
映像技術の発達した現在では、どんな映像でも作れちゃうし、出来ない表現なんてないと言っても過言ではないくらい。
でもきっと昔はこんな風にして、知恵をしぼって特殊効果を生み出していたのだろうな~^^

そして二人の作品は、街の人達に受け入れられる。
それはマイクとジェリーの予想をはるかに超える結果だった。
ごった返す店内に驚いたのは、旅行先から帰った店主のフレッチャー。
ここから街の人達も巻き込んで、大きな波が巻き起こり・・・。

映画全体に漂うハンドメイド感が、心を温かくしてくれます。
その風合いはちょっと変わった人情ドラマといったところ。
もともとクセのある、この監督らしいのかな。
映画に対する愛も伝わる、そんな作品でした。

BE KIND REWIND  (2008)
 監督 ミシェル・ゴンドリー
 ジャック・ブラック モス・デフ ダニー・グローヴァー
 ミア・ファロー シガニー・ウィーヴァー
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ベッドタイム・ストーリー [映画 *は]

「ベッドタイム・ストーリー」、観ました。

スターキーはホテルの設備係として心を込めて勤めているが、なかなか認めてもらえずにいる。
そんなある日、夜の間だけ甥っ子と姪っ子を預かることになる。
ベッドに入り、「お話を聞かせて」とせがむ2人の為に、自分を主人公にしたお伽話をしゃべり始める。
次の日、昨日の話の通りの出来事がスターキーの身に振りかかるのだった。
アダム・サンドラー主演、ディズニー製作の夢が溢れるコメディ。

楽しかったです~^^
考えてみたらアダム・サンドラーのコメディって始めてかも?
「パンチドランク・ラブ」はコメディとはちと違うし・・・)
春休みのお子様向けムービー、という事なのか、吹き替え版しか上映されていませんでしたが、吹き替えでも十分笑っちゃいました。

前の夜、自分が作ったお話と同じような出来事が起こったことで、スターキーはこのチャンスを自分の利益につなげようと考えます。
次の日のお話は、金品が自分のものになるような展開ばかり・・・。
しかし、事はそう上手く運びません。
甥っ子や姪っ子からするどい指摘を受け、物語は変更を余儀なくされる。
こうしてスターキーが始めた物語が、やがてみんなで作り上げたベッドタイム・ストーリーとなっていくのです。

お話の場面はきちんと映像で見せてくれるのですが、すごく面白かった~。
中世や西部劇、はたまた宇宙を舞台にしていて、ま、色んな映画で観た事あるゾ~、って感じなんだけど^^;
そこがいかにも、子供達と一緒に作った空想の世界っぽくて良かった。
壮大なファンタジーじゃなくて、ちょっと箱庭っぽい。
でもそんなところも、この作品に合っていたと思います。
ガムボールのシーンなんて大好き!
甥っ子と姪っ子もメチャ可愛くて、微笑ましい。

実はスターキーの働くホテルは、元は彼の父親のものだったのです。
経営に行き詰まり手放しちゃったけど、“いつかこのホテルを息子(スターキー)に譲ってあげる”って言う約束を信じて、頑張ってるんだよね^^
でも実際に、ホテルの次期支配人として有力候補なのがケンドル。
スターキーの事をことごとくバカにして、アゴで使ってる。
ホテルの後継問題が、例のベッドタイム・ストーリーと絡んできて、騒動が巻き起こる、って感じ^^
このケンドルをガイ・ピアーズが演じてました!
気取ってるんだけど、大事な所では何かヌケてる男を上手く演じてて笑っちゃった。
スターキーの親友のミッキーも強烈キャラで、この2人に比べたらスターキーの方が普通に見えちゃうくらいでした。

子供はもちろん、大人も楽しめる仕上がりは、さすがディズニーです。
毒がなくて大人はちょっと物足りないと感じるかもしれませんが、お子様と安心して観られます。
同じくディズニーの「魔法にかけられて」も楽しかったけど、あっちは女の子寄りの作品ですよね。
本作は男の子も女の子も楽しめるんじゃないかな。
劇場内に笑いが起こるって、やっぱいいですね~。
うちの子供も笑いっぱなしでした^^
春休みにおすすめ、の1本です。

-映画館で観賞-

BEDTIME STORIES  (2008)
 監督 アダム・シャンクマン
 アダム・サンドラー ケリー・ラッセル ガイ・ピアーズ ラッセル・ブランド
 リチャード・グリフィス ジョナサン・プライス コートニー・コックス 
 テリーサ・パーマー
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ハンコック [映画 *は]


ハンコック エクステンデッド・コレクターズ・エディション 【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [DVD]
「ハンコック」、観ました。

超人的な力を持つハンコック。
いつも酒に酔いつぶれ、すぐにキレて暴言を吐くし、人助けのつもりでした事も裏目に出て傍迷惑な結果に。
市民からは頼られるどころかお荷物扱いを受け、疎まれる始末。
そんなある日、踏み切りで立ち往生する男・レイを助けたハンコック。
レイは商品をPRするのが仕事。
お礼にハンコックをスーパーヒーローとして世間に認めてもらえるよう、プロデュースするという・・・。

ウィル・スミスが嫌われ者のヒーローに扮した本作。
予告編でもハンコックのハチャメチャぶりが流れていましたね。
その印象からコメディっぽい映画を想像していたのですが、思ったのとちょっと違う路線でした。
前半こそ、ハンコックのやりたい放題な人助け(一応^^;)が市民の皆さんから大ブーイング、でハンコック、ブチギレ・・・という予想範囲内の展開だったのですが・・・。
(この辺まで、予告編で散々みた映像だったしねぇ)

ハンコックがレイとその家族に出会い、今までの自分を改めて生まれ変わろうとする辺りから、シリアスな雰囲気も漂い始め・・・。
真のスーパーヒーローとなり汚名返上、まではコミカルベースにちょっと真面目な感じをプラスして、なかなか面白く観賞。

そしてこの映画、ここから先に大きな転調を迎えます。
(何となく先の読める展開ではありますが・・・^^;)
その後半の展開から、ちょっと冷めたかも?
ネタバレ、反転します(シャーリーズ・セロンも超人だと分かってから、駆け足でしたね~。あれだけ“レイには知られたくない”って言ってたのに、そのすぐ後、公衆の面前で飛んだり、車投げたりするか?メアリー(セロン)のキャラが急変しすぎっ^^;なんかついて行けなかったよ~。あと、一見ハッピーエンドだけど、メアリーって年取らないんだよね。とすると、この先想像すると、ちょっと可哀想だよね。
でも、92分とコンパクトサイズだし、気軽に“なんか観たいな~”って時にはちょうど良い映画かもしれません^^

-DVDで観賞-

HANCOCK  (2008)
 監督 ピーター・バーグ
 ウィル・スミス シャーリーズ・セロン ジェイソン・ベイトマン
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [映画 *は]


The Curious Case of Benjamin Button [Original Motion Picture Soundtrack]
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、観ました。

80歳の老人の姿で生まれ、歳をとるごとに若返るベンジャミン。
人とは違った運命の元に生まれ、その運命を生きたベンジャミンの数奇な人生を描く。

ベンジャミンの母は彼を産んですぐ、亡くなってしまいます。
残された父親は一目姿を見ただけで、彼をとある家の階段に置き去りに。
そこは老人ホームのような施設で、ベンジャミンはそこで育てられます。
見た目は自分と同じ老人たち。
色んな人がここに暮らし、そしてここから天国へと旅立っていく。
ベンジャミンは出会いと別れを幾つも経験します。

そんな彼がある日出会った1人の少女、デイジー。
とたんに心を奪われてしまうベンジャミン。
好奇心旺盛で利発なデイジーは、ベンジャミンの心が子供であることを見抜きます。
こうして2人の運命の糸が絡みあい始める。

と言っても、2人が結ばれるまではまだまだ時間が必要。
老人から徐々に若返り始めたベンジャミンは、施設を出て自分の道を自分の足で歩み始めます。
そこでもまた様々な人達と出会い、経験を積む。
この物語でベンジャミンが出会う人達は、どこか一風変わった経歴の持ち主だったりします。
人ごみに紛れていると気付かないけど、いざ話を聞いてみると面白くて個性的な出来事が、その人生を彩っている。
実は、誰の人生もそんな風に、それぞれ違っていて当たり前。
同じ人生なんて二つと無いのだ、という事なのかもしれません。

お互いを特別な存在と意識し、心の拠り所にしている2人ですが、それでもなかなか結ばれない。
ベンジャミンはベンジャミンで、デイジーはデイジーで、離れている間はそれぞれに恋もする。
近くに魅力的な相手がいれば、当然のように惹かれあい求め合う。
そういう所がまた人間的で、魅力的に映りました。

そんな2人がついに寄り添いあう時が訪れる。
老人だったベンジャミンが若くなり、子供だったデイジーが大人になり、2人の見た目と中身が一致する僅かの時間。
その時のベンジャミンとデイジー、美しく、洗練されていて、どこから見ても完璧な2人。
濃厚で愛に満ち満ちた時間を愛しく過します。
そして一刻も休む間もなく、時は過ぎていく・・・。

映像技術、スゴイ!
おじいちゃんのブラピもだけど・・・。
若返ったブラピ、ひゃ~~。カックイイ~~。その美形ぶりに改めて驚きました!
ケイトのおばあちゃんぶりもこれまたスゴイ。
あと、時代に合った背景や建物なども美しかったです。

ところで、最近の予告編って結構見せ過ぎじゃないですか?
167分の超長尺なのに、予告編でほぼ語られちゃっているような気がしたんですが・・・(汗)
冒頭の時計職人のエピソードの中の“戦場の兵士”のシーンは、本編で初めて目にしたかったな。
けっこうグッと心を掴む画なので、知らない方がもっとインパクトがあった気がしました。

[映画館で鑑賞]

THE CURIOUS CACE OF BENJAMIN BUTTON  (2008)
 監督 デヴィッド・フィンチャー
 ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ティルダ・スウィントン
 ジェイソン・フレミング エル・ファニング タラジ・P・ヘンソン
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ぼくの大切なともだち [映画 *は]


ぼくの大切なともだち (完全受注5,000本限定生産) [DVD]
「ぼくの大切なともだち」、観ました。

友人の葬儀に参列した後、友人達と食事を囲むフランソワ。
“葬儀には7人しか集まってなかった”と話すと、“君の時は誰も来ないよ”と返す友人。
冗談かと笑うフランソワだが、友人達は真面目な顔。
“あなたに親友はいるの?”そう言われ引き下がれなくなった彼は、10日以内に親友を合わせるという賭けに乗る。
しかしいざ考えてみると、自分に友達がいないという事実に愕然とするのだった。

仕事の付き合いでスケジュールは一杯だが、それは違うと言われ戸惑うフランソワ。
これだけ皆が口を揃えてフランソワに冷たい言葉を浴びせる・・・。
一体今までどんな暮らしをして、どんな風に人に接してきたのか?
どうも人に対する思いやりや相手の身になって考えるという事に欠けていたのかもしれません。
今までそれでよし、として生きてきた中年男が、急に自分を全否定され途方にくれてしまいます。
友達って何?って感じです。必死で友達を探す所は、可笑しいけど切ないですね~。

そんな時、一人の男に出会います。
タクシー運転手のブリュノ。
彼はクイズが大好きで、雑学王みたいに色んな知識がつまった陽気な男。
気軽に人と接する事ができる彼に、“友達を作る方法”を教えてくれと頼むフランソワ。
ブリュノのタクシーに乗り込み、特訓が始まります。
どうしても親友を見つけて、賭けに勝たねばならない。

新しい友達に出会える場面は、大人になると減ってしまうのかもしれません。
学生時代にはたくさんいた友達も、年々疎遠になり、年賀状のやりとりだけになってしまっている友人もいます。
この映画をみて、自分の周りの友達のことを考えてしまいました。
いつも会える訳じゃないし、電話もメールも時々だけど、会えばそんな事飛んじゃうくらい気持ちが近い友人がいます。
自分の心の中の特別な場所にいる、と言うか、何故か身近に感じる事ができるのです。
“親友は?”映画の中の問い掛けに、彼女の顔が浮かんでいました^^

フランス映画らしい、粋で皮肉もありの作品でした。
友達って良いものですね^^

[DVDで鑑賞]
 MON MEILLEUR AMI  (2006)
 監督 パトリス・ルコント
 ダニエル・オートゥイユ ダニー・ブーン ジュリー・ガイエ
 ジュリー・デュラン ジャック・マトゥー
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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー [映画 *は]


オリジナル・サウンドトラック「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」、観ました。

地獄から迷い込んだ赤いヒーロー、ヘルボーイの第二弾。
闇の世界の住人・エルフのヌアダ王子は、遠い昔眠りについた最強の軍団“ゴールデン・アーミー”を復活させようと暗躍。
かつて交わした闇の住人達との約束を、すっかり忘れて暮らす人間界に怒りを覚えての事だ。
ゴールデン・アーミーを復活させようとするヌアダと、ヘルボーイ&仲間達の戦いが始まる。

以前、1作目となる「ヘルボーイ」を観た時、そのお茶目なキャラにすっかり和んでしまいました。
今回も赤鬼のように真っ赤で、頭にちょんまげを結ったおっさんは健在^^
どちらかと言うと、オカルトチックに始まった前作に比べ、今回はファンタジー色が強くなったように感じました。
冒頭、少年時代のヘルボーイに父親代わりの博士が読み聞かせてくれる物語。
まるで「ロード・オブ・ザ・リング」の世界に入ったような感じがしました。
好きですよ~、こういう雰囲気、大好きです^^

そして何といっても見所は、クリーチャーたちの独創的な造形でしょう。
それを観たくて足を運んだ、という部分も大きかったんです。
今回は登場する闇の世界の住人達も多数。
怖そうな面々がめじろ押しでしたが、やはりヌアダ王子が一番怖美しかったですね。
彼が繰り出す剣さばきや身のこなしは、流れるようにキレイで強かった。
双子のヌアラ王女と一体のような所があって、どちらかが傷付くともう一方も同じように傷付いてしまうというのも不思議で面白い設定でした。

ヘルボーイの味方も今回は出番が多かった。
特に魚人エイブの見所が増えて、彼のナイーブな面が多々見られました。良いやつです、彼。
新しく仲間に加わったガス男ヨハンは、彼にまつわるエピソードがまだ全部語られないままでした。
ヘルボーイの恋人、リズに至っては・・・。
どう考えても、続編に続きますよ~って感じの終わり方でしたね^^

気持ち的に、若干長いかな~と感じてしまったかも。
色んなエピソードが詰め込まれていたので、時間が長くなってしまうのは納得なのですが・・・。
でも摩訶不思議な世界と人間社会を行ったり来たりできて楽しかったです。
きっと続編が出来たら、また観に行くと思います。

[映画館で鑑賞]

HELLBOY Ⅱ:THE GOLDEN ARMY  (2008)
 監督 ギレルモ・デル・トロ
 ロン・パールマン セルマ・ブレア ダグ・ジョーンズ ジェフリー・タンバー
 ルーク・ゴス アンナ・ウォルトン ジョン・ハート 
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ベガスの恋に勝つルール [映画 *は]


ベガスの恋に勝つルール (完全版) [DVD]
「ベガスの恋に勝つルール」、観ました。

婚約者に振られたジョイ(キャメロン・ディアス)と、仕事をクビになったジャック(アシュトン・カッチャー)。
憂さ晴らしのため訪れたラスベガスで偶然出会い、酒の力もあってすっかり意気投合。
勢いで結婚、翌朝すぐに後悔。
婚姻を取り消すつもりが、スロットマシンで300万ドルの大当たり!!
お互い権利を主張するも、裁判所で6ヶ月の結婚生活を命じられ、大金はおあずけに・・・。
こうして、2人のドタバタ生活が始まる。

これぞコメディ、という感じのスピーディな展開。
ラスベガスでの乱痴気騒ぎから、犬猿の仲で始めた結婚生活まで、テンポ良く一気に見せていきます。
ジョイとジャックのバカップルぶりに、少々あきれ加減になりつつもありましたが・・・^^;
ノリも良く、主演2人のコミカルな演技は楽しかった。
何も考えなくても観られる感じの作品でした。

それにしてもキャメロン・ディアスはスタイル良いですね~。
何を着ても似合うし、彼女のファッションを眺めるだけでも、女子は楽しめますね^^
彼女のコメディエンヌっぷりは、もうすっかり板についた感じで、相変わらずお茶目だけど、そろそろ違う彼女も見てみたい気がします。
(あ、そうだ!「イン・ハー・シューズ」の彼女は、良かったんだった。)

エンドロールの合間とか終わりに、数カットのエピソードが挟まれるのですが、何となく蛇足のような感じがしました。

[DVDで鑑賞]

WHAT HAPPENS IN VEGAS  (2008)
 監督 トム・ヴォーン
 キャメロン・ディアス アシュトン・カッチャー ロブ・コードリー トリート・ウィリアムズ
 デニス・ミラー レイク・ベル クウィーン・ラティファ デニス・ファリナ
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ペネロピ [映画 *は]


ペネロピ
「ペネロピ」、観ました。

先祖にかけられた呪いの為、ブタの鼻を持って生まれたペネロピ。
屋敷から出ることもなく、彼女の世界は家の中だけ。
母親は今日も、ペネロピのお見合い相手を屋敷に招き入れる。
名家出身の男性と結婚することで、かけられた呪いは解けるというのだ。
そこにマックスと名乗る一人の男が現れ・・・。

とにかくツボでした~。
思いっきりお伽噺テイストでその世界観にやられました。
お屋敷も、衣装も、画面の隅々に写る大道具、小道具、それから画面の色合いまですべてラブリー。
なんかこう、女子の心をくすぐるんですよね(幾つになっても^^)
そしてブタ鼻のクリスティナ・リッチ。
あの童顔に、不思議と違和感なく、収まってるんです。
彼女だから、あんなにも愛らしく演じられるのかな。

もう一人、忘れてはならないのがマックス役のジェームズ・マカヴォイ。
ギャンブルで財を食いつぶしてしまった名家の青年。
くたびれた風貌だけど、いたずらっ子の様な目でペネロピの前に現れます。
姿を隠したペネロピとの鏡越しのやり取りで、もうクラリッと来ましたね~(笑)
王子様は白馬に乗って颯爽と・・・そんな一昔前のイメージとはかけ離れた彼。
口は悪いし、ちょっとドジ。でも他の人とは違うマックスに引かれていくペネロピ。

どのシーンも絵本のページを開いたようで、隙なくお伽噺の世界が広がっています。
意を決して屋敷から抜け出したペネロピが、初めて触れた外の世界。
そこには夢のような世界が広がっていて、ペネロピと気持ちが同化しちゃってちょっと泣きそうなくらい綺麗でした。
(もちろんキッチリと計算されて作り上げられた、現実には無さそうな世界なんですけどね~。)

マックスはペネロピにかけられた呪いをとく事ができるのか?
昔のお伽噺のように、王子様を受身で待つヒロインとは一味違った現代版が楽しめると思います。
それでもってラストはやっぱり、こうこなっくちゃ!って感じです。
私、この作品好きです~^^

こりゃぁジェームズ・マカヴォイ主演、「ウォンテッド」も楽しみになってきたぞーー。

[DVDで鑑賞]

PENELOPE (2006)
 監督 マーク・パランスキー
 クリスティナ・リッチ ジェームズ・マカヴォイ キャサリン・オハラ
 ピーター・ディンクレイジ リース・ウィザースプーン
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ハプニング [映画 *は]


ハプニング (特別編) [DVD]
「ハプニング」、観ました。

ある朝のセントラルパーク、それは突然始まった。
自分の意思とは関係なく、次々と自らの命を絶つ人々。
その異様な事態は多数の人達を犠牲にし、あっという間に街に蔓延する。
何の前触れもなく起こった出来事。
訳の分からぬパニックの中、ニューヨークを離れた主人公達に起こる悲劇。
「シックスセンス」、「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督作。

予告編を観るたびに、気になっていた作品です。
シャマラン監督といえば「シックスセンス」に代表されるように、最後にビックリなオチが用意されているというイメージが、完璧についてしまってますよね。
「シックスセンス」でのラストが衝撃的だったためか、その後に発表する作品は何となく評価が下がっていっているような感じがします。
私は「シックスセンス」を、周りの評価をよそに思ったよりも普通にみてしまったので(当時ダンナkunは絶賛^^)、その後の作品もこんなものかな、と。
でもどちらかと言えば、シャマラン監督に対して失望よりも期待のほうが大きいです^^

突然、全容の分からない何かに恐怖のどん底に叩き落される、と言う所が、この前観た「ミスト」と似ているな・・・と思いました。
こちらの方は都会から田舎へと逃避行するので、「ミスト」ほどの閉塞感はありませんが。
入ってくる情報もどこまで信憑性のあるものか知れず、第一、人を死に至らしめている理由がまったく判らない、いつ自分もそうなってしまうかという恐怖は、画面からヒシヒシと伝わってきました。
感情をなくした人たちの、無機質な行動はかなり恐ろしい、そこの描き方はすごかったです。

そんな中を必死に逃げる主人公達。
この夫婦が実はしっくり来ていない、ぎこちない関係である事も分かります。
どうすればこの不可解な現象に巻き込まれずにすむのか?
自分達ははたして生き残れるのか?
観ているこちらも、どうやってこの物語が着地するのか、気になりました。
ネタバレかも・・・。この先を読んでも大丈夫な方はスクロールをお願いします^^









途中から、原因らしきものが自然界に起こった異常現象であろうことは分かりました。
映画の中のお話と言えばそれまでですが、もしかしたら、もしかして、こういう突然変異が起こらないとも限らない?
人類と自然との共生という、大きなテーマを含んだ作品だったのですね。
そして壊れかけていた夫婦の関係が、この局面をとおしてもう一度寄り添い始める。
死を覚悟の上、お互いの側にいたいと外に出た主人公達。
愛を感じるシーンで、ちょっとウルッと来ましたよ~。

この映画の評価はどんななんでしょう?
私個人的には、ダレルことなく一気に観られた作品だったと思います。
オチがどうこうよりも、何か得体の知れない、常識では理解できない出来事も、もしかしたら起こり得るかもしれない・・・そんな気がしました。
自然には畏敬の念を持っていなければならない、という主人公の言葉をなるほどと感じました。

[映画館で鑑賞]

THE HAPPENING  (2008)
 監督 M・ナイト・シャマラン
 マーク・ウォールバーグ ズーイー・デシャネル ジョン・レグイザモ アシェリー・サンチェス
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ヒトラーの贋札 [映画 *は]


ヒトラーの贋札
お久しぶりの更新になってしまいました^^;
映画は何本かDVDで観たりしてたのですが。
3連休と共に夏休みが始まりましたね。
そう、昼間の私の自由時間は、夏休みの間はしばしおあずけ。
パソコンに向かう時間自体も作れなかったりするので、DVDを観ても記事に出来なかったりです。
8月終わりまでは、映画館へと足を運ぶ機会も少し減りそうな予感。
(子供と一緒にアニメなどは観に行くと思います^^)
その上、暑さにもめっぽう弱く、連日の猛暑に身体の水分と共にやる気も蒸発しつつある私。
せっかくお越しくださった方もいらっしゃるのに、更新してない状態が続き、すみませんでしたーーー(>_<)
ぼちぼちマイペースですが、頑張るぞ~(^o^)/

と言うわけで「ヒトラーの贋札」、観ました。
第二次世界対戦中、ナチスドイツにより計画された贋札づくり。
収容所に連行された技術者達は、その優れた才能に目を付けられ紙幣贋造を強要される。
拒否すれば命はなく、贋札をつくれば世界経済の混乱をもくろむナチスに加担することになる。
技術者達の恐怖と苦悩を描く、2008年アカデミー外国語映画賞受賞作。

贋札づくりは収容所の中でも、四方を壁に囲まれ隔離された作業所で行われています。
壁の外からは連日、収容された人達に対してのナチスによる容赦ない様子が聞こえてきます。
技術者達は他の者が持ち合わせていない贋造の技術のおかげで、優遇された立場とも言える。
でもそれも死と隣り合わせの状態には変わりなく、ピリピリと張り詰めた空気が常に支配しています。

紙幣やパスポートの天才贋作師サリーは、その罪で逮捕されたが腕を見込まれ、贋作作業所のリーダーに選ばれる。一見、ぶっきら棒で悪そうなサリー、だけど中々に仲間思いの男です。
そう言えばバーを経営し、裏でパスポートの偽装をしていた時も、その世界でサリーは慕われていたように見えました。
生きるためには、持てる力を贋札づくりに懸けるしかない。
サリーを慕う若者、信念を曲げず贋造に反発する者、嘘をついて作業所に潜り込んだ者。
いつ命が奪われるか分からない瀬戸際で、サリー始め技術者達の緊迫した日々は続きます。

昨年同じくアカデミー外国語映画賞を受賞した、「善き人のためのソナタ」もドイツの作品でした。
反体制的と判断された人間の行動を、とことんまで監視・盗聴するシュタージと呼ばれた国家の役人の男が、ある芸術家の男女を監視するうち芽生える感情を描いた作品。
その「善き人のためのソナタ」も、今回の「ヒトラーの贋札」も、扱っている題材が非常に興味深いものであり、実際にこのような事が行われていたのかと思うと、最後まで引き付けられて観ました。
今まで知らずにいたこのような出来事、映画になる事によって少しですが歴史を垣間見れたような気がします。

[DVDで鑑賞]

THE COUNTERFEITER  (2007)
 監督 ステファン・ルツォヴィツキー
 カール・マルコヴィクス アウグスト・ディール デーヴィト・シュトリーゾフ
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