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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [映画 *は]


パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、観ました。

ギリシャ神話の神・ポセイドンと人間の間に生まれた少年、パーシー・ジャクソンの冒険を描いたファンタジー・アドベンチャー。
原作はアメリカのベストセラー児童文学。

今月に入ってから、自分にとっては結構な数の映画を観ていて、感想が追いつけずにいます。
映画を沢山観ると言うことは、それだけ他のなにかしらの時間が削られているわけで、さて何の時間を削るかと言えばパソコンの前で記事を書く時間・・・になってしまっている次第です。
この「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」も今月の初め頃に観たので、もう半月以上が経ってしまい、微妙な感想しか書けないかも^^;スミマセン。
劇場鑑賞したものは先に記事にしているので、残っているのはレンタルや録画で観た映画。
その数がまだ12本!も!ありました、ひぇぇ~。
これは全部記事に出来るかちょっと自信が無くなってきています^^;

17歳の高校生、パーシー・ジャクソンはある日、自分の父親がポセイドンだと聞かされ驚きます。
そう言えば水の中がやけに落ち着く場所であるし、素潜りで何時までも平気、という変わった特技も持っていた。
オリンポスではゼウスの稲妻が盗まれ、その犯人がパーシーと言うことになってしまっているらしい。
身に覚えのない罪で追われる事になったパーシーは、自身の潔白を証明するために行動を起こすのだった。

物語を端折っているからなのか、それとも元々そうなのかは分かりませんが、いきなり強引な展開で物語が幕を開けました。
だってパーシー、自分の出自を知らないのにどうやって稲妻を盗むのさっ、って話です^^;
思わず突っ込まずにはいられませんでした(笑)
ま、そこは陰謀を張り巡らせる悪役の仕業だという事で、深く追求するのは止めました。
じゃないと映画が楽しめなくなっちゃうし^^

パーシーは無実を証明するために、同じくデミゴットである仲間3人と冒険の旅に出る。
その先々で待ち構える敵を倒しながら、友情を深め結束していく、青春モノの一面もありました。
原作はシリーズらしいのですが、映画もシリーズになるのかな。
ちょっと調べたら2012年に続編が公開予定・・・ってなってました。
が、こういうファンタジー物も乱立につき食傷気味、以前ほど触手が伸びないですね^^

PERCY JACKSON & THE OLIMPIANS:THE LIGHTNING THIEF  (2010)
 監督 クリス・コロンバス
 ローガン・ラーマン ブランドン・T・ジャクソン アレクサンドラ・ダダリオ
 ピアース・ブロスナン ユマ・サーマン ケヴィン・マクキッド キャサリン・キーナー
 ジェイク・アベル スティーヴ・クーガン ロザリオ・ドーソン ショーン・ビーン
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ヒア アフター [映画 *は]


ヒア アフター [DVD]
「ヒア アフター」、観ました。

死を身近に体験した人たちの苦しみと、そこから新たな一歩を踏み出す姿を描いたヒューマンドラマ。
監督は「インビクタス/負けざる者たち」「グラントリノ」のクリント・イーストウッド。

フランスの女性キャスター・マリーはバカンス先のビーチで大津波に巻き込まれ九死に一生を得る。
意識を失っていたその時、彼女は光に包まれ音の無い世界を体験した。
サンフランシスコで作業員として働くジョージは死者と対話できるという能力を持っているが、その力ゆえに生き辛い人生を歩んで来た。
イギリスに住む少年・マーカスは双子の兄・ジェイソンを事故で亡くし、悲しみから抜け出せずにいる。
死をめぐる体験から孤独や喪失感を味わう登場人物たちが、苦しみを乗り越え生きていく再生の物語。

イーストウッド監督らしい語り口でした。
“来世”や“スピリチュアル”といった謳い文句のイメージほど現実離れした話でもなく、図らずも死を身近に感じてしまった人達の孤独や苦しみをしっかりと描いていました。
霊能力を持つジョージも、その力を授かったが故に起こる周りとの摩擦や、実の兄にさえも彼の本意を理解してはもらえない、といった彼の人生の苦悩に重点を置いていたと思います。
ともすれば幻想的になり過ぎるところを、地に足の付いた物語にしている辺りは流石、イーストウッドだと感じました。

双子の兄を亡くしたマーカスは、現実を受け入れられずに兄を捜し求めます。
大切な人を失った喪失感を埋めてくれるものを求めては絶望を繰り返す少年の姿には、胸が痛みました。
演じた少年の表情の乏しさが、一層辛さを感じさせて・・・。

それぞれ違う人生を生きていた3人が、まるで運命に導かれるように1つの場所に集まり、その人生を交錯させるラストシーン。
ジョージとマーカス、2人の場面はやっぱりグッと込み上げるものがありました。
マーカスが兄の死を受け入れ新たな一歩を踏み出そうとする手助けになったのは、ジョージの持つ能力と言えると思うのですが、ジョージの優しさこそが最後の一押しになったような気がします。

ラブシーンは少し唐突だったようにも思えたのですが、人との出会いにはこんな不思議な運命もあるのかもしれません。

死を通じて生きることを描いていたのではないでしょうか。
登場人物たちが前進しようとする姿勢が窺える、希望の持てるラストで良かった。
流れる音楽もイーストウッドらしい、素朴だけど優しい音色でした。

HEREAFTER  (2010)
 監督 クリント・イーストウッド
 マット・デイモン セシル・ドゥ・フランス フランキー・マクラレン ジョージ・マクラレン
 ジェイ・モーア ブライス・ダラス・ハワード マルト・ケナー ティエリー・ヌーヴィック
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バレンタインデー [映画 *は]


バレンタインデー [DVD]
「バレンタインデー」、観ました。

バレンタインデーの一日、様々な人々の恋愛模様を綴ったラブストーリー。

今日はバレンタインなので、タイムリーな作品を選んでみました^^
大小さまざまのエピソードを綴り、バレンタインデーで心浮き立つ人々の姿を描いています。
登場人物たちの誰かと誰かが何処かで繋がっていて、各エピソードに微妙な関連性を持たせてある。
・・・こういうスタイルでピンと来るのが、クリスマスを舞台に愛を高らかに語った「ラブ・アクチュアリー」。
路線はほぼ同じだと思いますが、わたし的には“気分盛り上がり度”も“愛ゆえの切なさ度”も「ラブ・アクチュアリー」の方に軍配を上げてしまいます^^;
と言っても、本作もとっても幸せでほんわかとした気持ちに包まれるのは同じ。
愛で彩られた数々の物語を、豪華キャストたちが演じているので楽しめますし^^

アメリカでもバレンタインデーは恋人達にとって大切な1日なんですね。
日本のようにチョコレート!なんて事はありませんが、花屋さんは大忙しのようです。
アシュトン・カッチャー演じる花屋さんが一番のメインキャストで、彼から広がる人間関係を繋いでストーリーがで出来ている感じでした。
さて、その中でどのエピソードが好きかな?と思い起こしてみたけど、これ!って言う飛びぬけたものが無くてちょっと平均的かもしれないです。
強いて言うなら、ジュリア・ロバーツ?
ここで「ラブ・アクチュアリー」なら絶対、エマ・トンプソンの話と(中年夫婦の悲哀に泣ける)、キーラ・ナイトレイ演じる花嫁さんに恋する青年のエピソード(切なくも清清しい片想い)って声を大にして主張するのですが。
(大好きなモンで、ついつい比較しちゃう・・・許してください^^)
そう言うのが直ぐに出て来ないところに、本作を大人しく感じてまう所以が有るのかも知れないです。

我が家でも、一応お父さん(=ダンナkun)にチョコレートを用意してますが、例年の如く、きっと殆どが娘のお腹に入って行くはず。
かく言う私も、お徳用サイズの袋入りチョコを買ってきてチョビチョビやってます、美味しい!
・・・あぁ、太るかも・・・^^;

VALENTINE’S DAY  (2010)
 監督 ゲイリー・マーシャル
 アシュトン・カッチャー ジェニファー・ガーナー ジェシカ・アルバ パトリック・デンプシー
 アン・ハサウェイ トファー・グレイス クイーン・ラティファ ジェシカ・ビール 
 ジェイミー・フォックス キャシー・ベイツ エリック・デイン へクター・エリゾンド
 ジョージ・ロペス エマ・ロバーツ テイラー・ロートナー テイラー・スウィフト 
 シャーリー・マクレーン ブラッドリー・クーパー ジュリア・ロバーツ
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ヒックとドラゴン [映画 *は]


ヒックとドラゴン ボーン・クラッシャーの伝説エディション [DVD]
「ヒックとドラゴン」、観ました。

バイキングの少年と傷ついたドラゴンとの友情を描いた冒険アニメ。

長年に渡りドラゴンと戦いながら暮らしてきたバーク島のバイキング達。
手ごわい相手との百戦練磨で男達のみならず、女達の腕前もたいしたもの。
そんな中、ヒックという少年だけは浮いた存在。
気弱で争いごとに向かない彼は、島のリーダーである父親からの信頼も得られずにいた。
そんなある日、森の中で傷付き飛べなくなったドラゴンと出会ったヒックは、心配で毎日様子を見に行くようになる。
ヒックはドラゴンに“トゥース”という名前を付け、少しずつ信頼関係を築いていくのだった。

これはヒック少年の成長物語。
トゥースと関わるうちに、ヒックはあることに気付くのです。
人間がドラゴンを恐れているのと同じように、彼らも人間を恐れている。
恐怖が敵意を生み、憎しみを煽っていることに。
それは果たして正しいことなのか。
先祖代々“ドラゴンは悪だ”と信じ、それを疑う事なく戦いを続けてきた部族に、所謂はみ出し者であった少年が新風を吹き込んで行くことになります。
その風はバイキングらのそれまでの価値観を吹き飛ばし、ドラゴンたちとの新たな生き方を創造していく・・・。
ヒックの成長であり、そこに生きる全ての者達の成長を描いた物語。

伝説のドラゴンが生き生きと躍動する、アニメーションンならでは、といった作品。
何よりもトゥースに乗って空を飛ぶヒックの映像はスピード感と生命力に溢れています。
流れる雲やきらめく海原、感嘆するほど美しかった。
人物の表情なんかもきめ細かで、いつもながらにアニメーションの技術向上にも驚かされました。

劇場では3Dで公開されていたようです。
正直、3Dの必要性に疑問を感じたりする事もあるけれど^^;、本作は3Dで観たかったかな、と思ってしまいました^^

HOW TO TRAIN YOUR DRAGON  (2010)
 監督 クリス・サンダース ディーン・デュボア
 ジェイ・バイシェル ジェラルド・バトラー アメリカ・フェレーラ
 クレイグ・ファーガソン ジョナ・ヒル T・J・ミラー
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ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い [映画 *は]


ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」、観ました。

ラスベガスを舞台にハチャメチャで熱い男達の2日間を描いたコメディ。

結婚式を目前に控えた花婿を祝うために、男ばかりで旅に出発。
行き先はラスベガス。
独身最後の夜、思いっきり羽目を外して盛り上がろう!
旅の面子は花婿・ダグ、悪友のフィルとステュ、そして花嫁の弟・アランの4人組。
ラスベガスに到着するや、これから始まる夜に期待しながら先ずは乾杯。
ところが・・・気が付くと翌日の朝。
ホテルの部屋は荒れ放題、ステュの前歯は無残にも抜け、見ず知らずの赤ん坊が泣いている、そしてバスルームにはトラ!
昨夜の記憶が全く無い面々は当然のように困惑し、終いには花婿のダグが消えていることに気付く。
果たして彼らに何が起こったのか?そしてダグは何処に?

男達のおバカな珍道中を描いた本作。
かなりユルいテイストの笑いがてんこ盛りなんですが、前夜の記憶が全くない残された3人が忽然と消えてしまった花婿を探す、そうする内に昨夜の謎が徐々に明らかになって来る・・・というサスペンス風味の味つけがされていてとても楽しめました^^

何が良いって、やっぱり男の友情が良いです。
4人の中で唯一人、花嫁の弟のアランだけが他の3人との親交が浅く、その上かなりの変人と来ていて、初めのうちはちょっと(かなり^^;)浮いた存在なのです。
ところがこの怒涛の2日間を過ごす内に、関係性が変わってくる、繋がりが濃くなるっていうのかな。
自分が世間から浮いていること、友人が居ない事を秘かに自覚していたであろうアランが口ずさむ“友達の歌”には、思わずホロリと来てしまいました^^

バカなことばっかりやりながら、それでも友人を大切にする男達に笑わされながら、結婚式当日の大団円を迎えるまで楽しませて頂きました、満足。

それにしても独身最後の男旅ってアメリカではポピュラーなんでしょうか? 
前に「サイドウェイ」って映画もありましたが、あれも“まったく男って・・・”って思いながら、その情けなくも愛すべき旅路を楽しんだ記憶が。
束縛屋の彼女がいるステュがラスベガスに行くことを隠して、ワイナリー巡りをしてるっていう嘘を付いたりしてたので、ちょっと「サイドウェイ」と掛けているのかなぁ、なんて思ってしまいました。

フィル役のブラッドリー・クーパーがよろしかった^^
今までイケメン、イケメンとは感じてたけどそれ以上では無かったのですが・・・。
どこが良かったかと言うと、男だけでバカばっかりやってるんだけど、家に帰ると良きパパさんの顔になった所!
ポイント高し!すっごい素敵でした~(笑)

THE HANGOVER  (2009) 
 監督 トッド・フィリップス
 ブラッドリー・クーパー エド・ヘルムズ ザック・ガリフィナーキス ジャスティン・バーサ
 へザー・グレアム ジェフリー・タンバー マイク・エップス マイク・タイソン
 ケン・チョン レイチェル・ハリス
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北北西に進路を取れ [映画 *は]


北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]
「北北西に進路を取れ」、観ました。

人違いをされ事件に巻き込まれた男が、ピンチを切り抜けながら事件の謎と解決に挑むサスペンスアクション。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。

広告会社社長のロジャー・ゾーンヒルはホテルのロビーで“ジョージ・キャプラン”という男と勘違いされ、銃を持った男達に拘束、郊外の屋敷に連れ込まれる。
屋敷では一味のボスと思しき男が現われ、怪しげな仕事の依頼をする。
いくらロジャーが人違いだと主張しても聞き入れず、挙句、仕事を拒否したロジャーを自動車事故に見せかけて殺害しようと目論む。
間一髪、危機を逃れたロジャーは警察で被害を訴えるが聞き入れて貰えず、半信半疑の警官を伴って訪れた屋敷でも上手く丸め込まれてしまう。
果たして“ジョージ・キャプランとは何者なのか”、謎を追うロジャーは新たな事件に巻き込まれていくのだった・・・。

ケイリー・グラント扮する主人公が謎の人物“キャプラン”に間違われ、右往左往の事態に陥ります。
観終わった後、“あれ、なんでキャプランと間違われたんだっけ?原因は?”とそれがよく思いだせないんですよね~^^;
確認しようにも返却した後だったのでそれも出来ず。
とにかく勘違いの人違いで手違いが起こった、って感じ?^^;
どう説明しようが聞き入れて貰えず、悪者グループはロジャーをキャプラン扱いすることを止めません。
ロジャーの方はロジャーで、よしこうなったら本物のキャプランを捕まえてやろうと自ら首を突っ込んで行っちゃう。
あれよあれよ言う間に、まるでドミノ倒しの勢いで騒動に巻き込まれてしまうロジャー。
切欠はどうあれ、途中からはおのずから渦中に飛び込んで行ってる状態でしたね~。

まるでスパイさながらの活躍を見せるロジャー、にわか仕込みのスパイとは思えぬ機転に、運の良さも手伝って次々ピンチを切り抜けていきます。
列車あり、飛行機あり、そして大統領の石像でお馴染みのラシュモア山での逃亡劇など、アクション娯楽としての側面が強い作品でした。
思わぬところでロジャーが殺人容疑をかけられる経緯や、スパイ・ロジャーの活躍など、ちょっと安易だったり上手く行き過ぎ?、なんて所がなくもなかったり・・・^^でも、まぁ、堅いことは言わずに観たい。
スパイ物のお約束、美女とのロマンスも勿論あり。
ケイリー・グラントのダンディさが、古きよき時代の映画の風情を感じさせました。

NORTH BY NORTHWEST  (1959)
 監督 アルフレッド・ヒッチコック
 ケイリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ジェームズ・メイソン 
 ジェシー・ロイス・ランディス マーティン・ランドー レオ・G・キャロル 
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フィリップ、きみを愛してる! [映画 *は]


フィリップ、きみを愛してる! [DVD]
「フィリップ、きみを愛してる!」、観ました。

刑務所内で知り合った恋人のために、詐欺と脱獄を繰り返した男の実話を元に映画化。
ジム・キャリーとユアン・マクレガーが愛し合う恋人同士を演じている。

警官のスティーヴンは妻と子供と暮らす、どこにでもいる男に見えた。
だがある日、交通事故で大怪我を負った事で自分に正直に生きようと決意。
実は今まで隠し通してきたが、彼はゲイだった。
妻子の元を離れ、愛する男性と堂々と暮らし始めたスティーヴン。
彼の生活は派手になり、恋人の為に散財を繰り返すうちに、何時しか詐欺を繰り返すようになってしまう。
やがて逮捕されたスティーヴンは、刑務所内で運命の恋人となるフィリップと出会うのだった。

実話の映画化ということで、今回も驚きの人物の登場です。
主人公・スティーヴンですが詐欺の腕前は天才的、どうやらもともとIQ167もある人らしいので、かなり頭の回転が速いのでしょうね~。
フィリップと恋仲になって過ごす時間は甘く過ぎていく、やがてスティーヴンが釈放、すると彼はフィリップを出所させるために一芝居打ちます。
フィリップが刑務所を出てくると、何不自由なく一緒に暮らせるようにと、経歴詐称で大企業に潜り込む。
その全てが詐欺行為でありながら、スティーヴンはちゃんと結果を出してるんですよね、そこが凄い。
でもやり過ぎてまた逮捕、そしてフィリップ会いたさの為に脱獄・・・を繰り返す。

まぁ、ホトホト呆れるような男ではあるんですが、ジム・キャリーが演じると憎めない^^
実際はどうだったのか気になる所ですが、スティーヴンの元奥さんもずっと彼と交流を持ってるし、彼の恋人も含めて気にかけてあげてるみたいでしたし。
そんな所からも、愛嬌のある放っておけないタイプの男性だったんでしょうかね~^^

スティーヴンの恋人フィリップはユアンなんですが、いや~可愛かった!
最初に刑務所の図書館で本に手を伸ばすシーンがあったんですが、指先だけで乙女を表現してたんですよ、ビックリ。
それでもうユアンが可愛い乙女にしか見えなくなった、どんだけ表現力が豊かなんだ!
ジムとユアン、2人の上手さとキャラクターが光ってました。
(あ、スティーヴンの元カレ役のロドリゴ・サントロも格好良かったです。)

所々でちょっとドキツイ場面やセリフなんかも登場するんだけど、なんせジム・キャリーなせいか上手く中和されていてそれ程ヤな感じがしませんでした^^
少々アクが強いけど、大人のメルヘンというか、ラブストーリーって感じで楽しめました。
しかし実話って、本当に小説より奇なり、だわ。

I LOVE YOU PHILLIP MORRIS  (2009)
 監督 グレン・フィカーラ ジョン・レクア
 ジム・キャリー ユアン・マクレガー レスリー・マン ロドリゴ・サントロ
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パリより愛をこめて [映画 *は]


パリより愛をこめて Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
「パリより愛をこめて」、観ました。

フランス、パリ。
アメリカ大使館員のリースは地道に職務をこなす毎日だが、諜報員としてワンランク上の活躍を切望していた。
そんな折、アメリカから麻薬捜査のためにフランスに派遣されたCIA諜報員・ワックスとコンビを組め、との指令を受ける。
型破りのトンデモ諜報員・ワックスと捜査を進めるうちに、政府要人を狙う爆弾テロの計画が進行中だと気付くリースだった・・・。

リュック・べッソン原案のノンストップ・アクションムービー。
「96時間」同様、今回もパリの街を所狭しと駆け巡ります。

スキンヘッドに髭面、耳にはピアスの強面な風貌で暴言を吐きまくるワックス。
アクの強いキャラクターがジョン・トラヴォルタに嵌り過ぎて楽しくなる。
敵の数が圧倒的に多かろうが、彼に掛かれば問題なし。
撃って撃って撃ちまくる。

そんな彼の相棒となってしまうのがジョナサン・リス・マイヤーズ演じる新米諜報員・リース。
ワックスとの捜査はかなりキツイ新人研修(?)になった筈。
最初はオロオロしっぱなしのリースが、持ち前の頭脳を活かしつつ度胸の座った成長振りを見せるラストまで、まさに文字通り止まる事を知らないアクションシーンの連続で楽しませてくれる作品。

トラヴォルタとジョナサンのコンビが良かった!
無茶苦茶なオヤジに見えるワックスですが、仕事の腕前は一流、相棒に対しても義理堅さが感じられ、実は好感が持てるキャラでした。
そして、ジョナサンがイケメンでそこも楽しめた~^^
壺を持たされたまま逃げ惑う姿が可愛かったです。
出来たら、このコンビでまた大暴れしてもらいたい、そんな風に感じましたね!

スカッとアクションを楽しみたい時に、おススメの1本です。

FROM PARIS WITH LOVE  (2010)
 監督 ピエール・モレル
 ジョン・トラヴォルター ジョナサン・リス・マイヤーズ カシア・スムートニアック
 リチャード・ダーデン アンバー・ローズ・レヴァ シェムズ・ダマニ モステファ・スティティ
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ハートブルー [映画 *は]


ハートブルー [DVD]
「ハートブルー」、観ました。

銀行強盗グループを逮捕するため、ビーチのサーファーに紛れ込み潜入捜査する新人FBI捜査官の活躍を描いたアクション。

「ハート・ロッカー」でアカデミー賞に輝いたキャスリン・ビグロー監督の1991年の作品。
FBI新人捜査官をキアヌ・リーヴスが、宿敵である犯人グループのボスを昨年すい臓がんの為に他界されたパトリック・スウェイジが演じています。

この作品は1991年の映画でもう、20年近くも前の映画になるんですね~。
その昔、レンタルビデオで鑑賞したことあります。
サーフィンとかスカイダイビングとか、格好良いスポーツを上手くアクションとして盛り込んでいて、とても楽しめた記憶が自分の中で残っていました。
今年、「ハート・ロッカー」でその名を賑せたビグロー監督が「ハートブルー」の監督さんだったことを知って、機会があれば再見したいな~、と思っていたのです。
この度レンタル店でパッと目に入ったので、そうだそうだ、これ借りないと・・・ってすかさず手に取った^^
いま観ても十分イケてるアクションだと感心しました。
ひとつ残念だったのは借りたDVD自体がかなり古かった、と言うことでもう少し新しく出た物だったら、もっと画質とか綺麗なのかな~、とそこがちょっと・・・ではありましたが^^

カリフォルニアで頻発する銀行強盗の担当になったのは新人のジョニー(キアヌ)。
コンビを組む先輩刑事は強盗発生時期に独特の周期があることから、犯人グループは波を追って移動しながら強盗で生計を立てているサーファー達ではないか、という斬新な推理を持っていた。
この推理に共感したジョニーはサーファーに成りすましビーチに潜入、それらしき犯人達を捜し始める。
そこでジョニーはボーディと呼ばれる熟練サーファーに出会うのだが・・・。

この暑さですから、巨大な波をくぐる様にボードを操るサーファーの涼しげな映像がイイ~^^
ちょっとしたリゾート気分も味わえたりして、この前の「パーフェクト・ゲッタウェイ」の絶景といい、夏が苦手な私でもやっぱこれだよ~、夏はいいね~なんてワクワクしてしまいました。
ジョニーはサーフィン初心者で最初はビーチでも笑われたりするようなダサい感じなんですが、段々とその魅力に引き込まれていってしまうのですね。
ビーチで知り合った女性にサーフィンを教えてもらったり、ボーディたちの自由な生き方に触れたりするうちに、自然を相手に挑むサーフィンとサーファー達に連帯感を持つようになる。
ところが・・・と言う話なんです。

キャスリン・ビグロー監督はホントにワイルドで骨太な映画を作る人だと思いました。
もちろんその昔に鑑賞した時はあんまり映画に関する知識など持ち合わせてない頃で、監督さんが女性とか全然知らなかった訳です。
だから今回観る時には果たして女性監督らしさが感じられるかと、ちょっと気にしながら観ていたのですが、男らしさを感じるアクションにはホレボレするばかりで、言われなければあまり女性っぽさは感じないかも、でした。

すごく面長な印象のキアヌですが、この頃はまだポチャポチャっとしてて初々しさのある可愛さ。
パトリック・スウェイジはカリスマ的なサーファー役で魅力を発揮していました。
この2人は、お互いの境遇が違っていたならばとても素晴しい師弟関係、というか友情を育むことが出来たのではないか?と思えるんですね。
それが追う立場、追われる立場になることで親しみと憎しみという相反する感情に揺さぶられるようになる。
面白かったですね~。
最後なんか、ホントに男のロマンを感じました。
実際の刑事さんだったら絶対しちゃいけないことだろうけど、あのラストはこう、ロマンがあったね~。
やっぱビグロー監督、カッコよすぎです^^

POINT BREAK  (1991)
 監督 キャスリン・ビグロー
 キアヌ・リーヴス パトリック・スウェイジ ロリ・ぺティ ゲイリー・ビューシィ
 ジョン・C・マッギンレー ジェームズ・レグロス ジョン・フィルビン トム・サイズモア
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パーフェクト・ゲッタウェイ [映画 *は]


パーフェクト・ゲッタウェイ [DVD]
「パーフェクト・ゲッタウェイ」、観ました。

ハワイの美しい自然の中で繰り広げられる死闘を描いたサスペンス・アクション。

ハネムーンでハワイを訪れた新婚カップルのシドニーとクリフ。
彼らは楽園のようなビーチを目指してトレッキングコースを辿ることに。
その途中でヒッチハイクをする男女、アウトドアに長けた男女、という2組のカップルと顔見知りになる。
折りしも“ハワイでカップルの惨殺死体が発見され、犯人もカップルらしい”とのニュースが流れる。
もしかしたらこの中に犯人がいるのでは?
疑心暗鬼に駆られながら、歩を進めるシドニーたちだったが・・・。

事前情報なしで観るのが、楽しめる秘訣だと思います。
感想が書き難い作品、ってことですね~。
だから映画の本筋から離れた感想になるのですが、とんでもない位自然が美しいです!
これぞ絶景!
雄大で神々しさを感じる景観を見ていると、この世の楽園とはこういう所かと思っちゃいますね^^
ハワイってホントにいい所ですね、私はまだ一度も行った事が無いので、こんな楽園みたいなとこでのんびりと過ごしてみたいものだと、またしても行きたい場所リストに書き込みしてしまった。
(映画を観てるとそういう場所が増えるけど、いつまで経っても“行きたい止まり”なんですが^^;)

この美しい大自然の懐でとんでもなく残忍な事件が起こります。
それで、もしかしたら側にいる人間が犯人かもしれない、という緊張感。
南の島のジャングルのような場所だし、携帯の電波も繋がる所もあれば圏外の所もある、全く人が居ない訳でもないけど直ぐに警察が駆けつけられる場所でもない。
シチュエーションとしてはドキドキハラハラ感を煽るのにも、絶好の環境に思えました。

97分のコンパクトサイズということもあって、イッキに鑑賞してしまった。
やっぱこれくらいの尺が一番観やすい。
後半はアクションも畳み掛けだったし。

・・・でも、後々じっくり思い返してみると、釈然としない気もする。
何か強引な手法で、観客を騙してたコジツケ感を感じなくも無い^^;
まぁ、観てる間は十分、引き込まれてた事は間違いないんですけどね。

A PERFECT GETAWEY  (2009)
 監督 デヴィッド・トゥーヒー
 ミラ・ジョヴォヴィッチ ティモシー・オリファント キエレ・サンチェス
 スティーヴ・ザーン マーリー・シェルトン クリス・ヘムズワース
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