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ゲッタウェイ [映画 *か]

 
ゲッタウェイ [DVD]
「ゲッタウェイ」、観ました。

スティーヴ・マックィーン主演、1972年製作のクライムアクション。

刑務所に服役中のマッコイは獄中生活に耐えかね、裏取引によって出所する。
取引相手のベニヨンは、マッコイに自由の身と引き換えに銀行強盗を依頼。
ベニヨンが集めたメンバー、そして妻のキャロルも含めた実行犯チームは現金強奪に成功する。
しかし、メンバーの一人・ルディの裏切りに遭い、金を横取りされそうになる。
辛うじて逃げ切った2人だったが、その後も次々に問題が発生。
マッコイとキャロルはルディ、警察、そしてベニヨン一味から追われる身となってしまうのだった。

各方面からの追跡を逃れながらマッコイとキャロルが目指すのはメキシコ。
国境を越え、自由を手に入れようと逃避行を続けます。
彼らは初めに列車にのって南を目指そうとするのですが、列車を待つ間の駅でも突発的な災難に巻き込まれ、大金の入ったバッグを見失ってしまうのです。
発車間際の列車の中、静かに、しかし鋭い眼差しで獲物を捕らえ見事マッコイがバッグを取り返すまでは、ジリジリと焦らされるような気分になる時間でした。
どちらかと言うとあまり派手ではないシーンでしたが、見入ってしまいました~。

列車に乗るのを諦めて、車で移動を始めてからはやっぱり派手になってきますね。
追っ手を逃れてのカーチェイス、ホテルでの大立ち回り。
中でも驚いたのがゴミ収集車の中に閉じ込められてしまうシーン。
大量のゴミと共に振り落とされるマッコイとキャロルの画はちょっとした衝撃。
アクションの本気度の高さが窺い知れます^^;

スティーヴ・マックィーンが演じるマッコイは完全なアウトロー。
昔気質な所があって義理堅くも見えた。
しかし彼が長く刑務所にいる間に、時代は変わってしまったのか、それともマッコイが人を信じすぎたのか。
裏取引を相談するため、ベニヨンの元に妻をやったのがそもそもの失敗ではなかったか。
あんなに魅力的な女性を、頭の上がらない立場の上役の所へ遣ればどういう事が起き得るか・・・。
マッコイがそれを思いも寄らぬ事だと思っていた所が、ちょっと甘いような。
キャロルがしたことに腹を立て、彼女を殴り付けるシーンは見てられなかった。
それが愛するが故であることは、マッコイ自身誰よりも分かっている、というのも痛いですよね。

どんなシーンも手抜き無く、本気で演技しているマックィーンの男気が全編に溢れています。
キャロルを演じたアリ・マッグローという女優さんがまた美しいの~。
(この後、2人は実生活でも結婚したそうです^^)
ドンパチのシーンが有名な作品のようですが、わたし的にはマッコイとキャロル夫婦の姿を見ている方がハラハラさせられたし、面白かった。
それ程絵になる2人だった、って訳なんです~。

THE GETWEY  (1972)
 監督 サム・ペキンパー
 スティーヴ・マックィーン アリ・マッグロー ベン・ジョンソン
 サリー・ストルーザーズ アル・レッティエリ スリム・ピケンズ
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