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アンストッパブル [映画 *あ]

アンストッパブル「アンストッパブル」、観ました。

無人のまま走り出した39両編成の貨物列車を止めるために奮闘する2人の鉄道マンの姿を描いたパニックアクション。
実際に発生した列車事故をもとにした映画である。

機関士も乗っていない、自動ブレーキ制御も利かない状態の貨物列車。
しかも貨物は有害物質を含む薬品、大量の燃料まで搭載している、そんな列車が徐々にスピードを上げながら住宅密集地へと近づいていく。
そこには急カーブが待ち構えていて、脱線すれば住民を巻き込んでの大惨事を免れない。
その手前で暴走列車を止めようと危険を承知で行動に出るのが、偶然にも暴走列車のすぐ近くを運行していた2人の鉄道マン。
ベテラン機関士と新米車掌の命がけの挑戦に手に汗握る、まさにノンストップ・アクションムービー!

轟音を立てて走りすぎる列車は、停止を試みる鉄道会社の作戦を蹴散らし、まったく言うことを聞きません。
事故の知らせを受けた警察、非難する住民たち、TV局は生中継でこの様子を放送し、事態を見守る野次馬・・・と沿線では慌しい騒動が起こる。
そもそもの事故が起こる切欠から始まり、事の大きさに周囲が慌てふためく一連の流れを、シーンを上手く切り替えながら見せていきます。
テンポもよくスピード感があるので、事故の緊迫した雰囲気を非常に感じる事が出来る作りでした。 

列車停止に挑む2人が乗った機関車内でも、物語が進むのにつれて変化を見せる人間ドラマが描かれていました。
ベテラン機関士にはデンゼル・ワシントン。
新米車掌はクリス・パイン。
互いの立場から最初は険悪なムードが漂う2人ですが、危機に直面した事でそれがどうなっていくのか、ここも見どころで2人の演技も息が合っていたように思う。
主人公が抱える問題を差し込むことで、キャラクターにも個性が吹き込まれていました。
それにしても、やっぱりデンゼル・ワシントンは上手いですね~。
台詞の一つ一つがベテラン機関士そのもので、説得力がある、そしてカッコいい。
最近のトニー・スコット&デンゼル作品の中では、本作が一番良かった!

クリス・パインもアクション頑張っていました。
どう見ても生身でアクションしているように見えたのですが。
連結部分でのアクションなど、どうやって撮ったのでしょうか?
他にも疾走する車のシーンやヘリコプターなどハラハラさせる場面が満載。
そして全てをなぎ倒していく列車はド迫力、あの列車こそもう一人(?)の主役なのだと思いました。

それにしても事故の切欠が・・・。
どうぞくれぐれも、万全の安全管理でお願いします。

UNSTOPPABLE  (2010)
 監督 トニー・スコット
 デンゼル・ワシントン クリス・パイン ロザリオ・ドーソン
 イーサン・サプリー ケヴィン・ダン ケヴィン・コリガン
 ケヴィン・チャップマン リュー・テンプル T・J・ミラー

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