SSブログ

しあわせの隠れ場所 [映画 *さ]


しあわせの隠れ場所 [DVD]
「しあわせの隠れ場所」、観ました。

アメリカン・フットボールのプロ選手、マイケル・オアーの実話を映画化。
この作品でサンドラ・ブロックは、アカデミー賞賞主演女優賞に輝いた。

マイケル・オアーは大きな身体と並外れた運動神経の持ち主で、それを目にかけられ名門のクリスチャンスクールに入学します。
しかし、彼の父親は生まれてまもなく居なくなり、母親はドラッグ中毒。
里親の元を転々とし、今は友達の家で面倒をみてもらっている暮らし。
その友人宅にも迷惑を掛けていると思い、彼は体育館やコインランドリーで寝泊りを始めます。
ある小雨が降る夜、とぼとぼと歩く彼に声を掛けた女性。
彼女はマイケルに車に乗るよう促します。
この女性こそがのちにマイケルの母親となる、リー・アンだったのです。

リー・アンは地元にレストラン・チェーンを展開する夫と、マイケルと同じ学校に通う娘と息子の4人家族。
感謝祭の催し物の帰り道、マイケルを見掛けると放って置けなくなり、自宅へと連れ帰ります。
そして行く宛てのない彼を自宅に住まわせるようになります。
観ていて思ったのが、まず、「こんな事って有り得るの?、こんな人って居る?」ってこと。
しかし、有り得たんですね。居たんです、こういう人が。
何と言っても、これは“実話”の映画化。
こんな話が実際の出来事かと思うと、驚きと共に世の中捨てたもんじゃないんだ、という安堵感に包まれますね。

このマイケルが自分でも知らずにいた才能を、リー・アンはじめこの一家によって引き出され、やがてアメフトの選手として成功するまでを描いた物語です。
こういう風に書くと、お涙頂戴の感動秘話・・・なんて事になりそうですが、この映画はまったくそんな所がありませんでした。
気っ風が良くてアネゴ肌のリー・アン、彼女の行動を認めてくれる懐の広い夫、芯のある娘としっかり者でちゃっかり者の息子・・・本当にこんなに良い人達がいるのかってくらい(実際にいたんですが)素敵な家族と、そして悲しい過去に目を閉じながら、横道にそれることなく真っ直ぐに育ったマイケル。
彼らが打ち解けていく過程や、家族の仲間入りをするまでの様々のエピソードを、ユーモアを交え明るく、重くなり過ぎずに描いていました。

サンドラ・ブロックは本作でアカデミー賞を獲りました。
さっぱりとした性格で毅然とした態度も小気味良い女性という役柄と、本人のキャラクターが上手く嵌っていたところが良かったですね^^
おめでとう~!サンドラ!

エンドロールでは実際のご家族の写真が映し出されます。
それを見ると、これが本当にあった出来事なんだと実感しますね。
ここのところで、思わずウルウルきた次第であります^^

THE BLIND SIDE  (2009)
 監督 ジョン・リー・ハンコック
 サンドラ・ブロック ティム・マッグロウ クィントン・アーロン
 キャシー・ベイツ リリー・コリンズ ジェイ・ヘッド レイ・マッキノン
nice!(14)  コメント(8)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

nice! 14

nice!の受付は締め切りました

コメント 8

コメントの受付は締め切りました
hash

>安堵感に包まれます
仰る通りですね。
こんな夢のような話が実在することに本当に驚かされます。

>おめでとう~!サンドラ
オスカーとは無縁だと思っていただけに、本当に良かったと思います。
by hash (2010-03-30 22:03) 

てぷこだん

サンドラブロックを知ったのは、あのスピードだったんですけど、
今回素敵な映画に恵まれて、本当によかったですよね^^
サンドラがアカデミー賞にノミネートしてると聴いただけでもビックリしたのに、
まさか賞まで獲ってしまうなんて^^;
今までアカデミー賞に縁がなかっただけに、彼女もまたアメリカンドリームかな?
by てぷこだん (2010-03-31 00:08) 

ジジョ

爽やかで、すがすがしい映画でしたね〜。
こんな事が本当にあるなんて驚き!ですが、
リー・アンみたいな心をちょっとでも持ちたいな〜と思いました。
すごい人ですよね〜。
by ジジョ (2010-03-31 01:07) 

てくてく

トメサンさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

takemoviesさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

shinさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

hashさん。
こんにちは^^
映画を観ながら思ったのは、
本当にこんな事って起こるんだな、という事。
実話っていつも驚かされますね^^
サンドラの受賞スピーチにもウルウルしてしまいました。
nice!&コメント、ありがとうございます。

てぷこだんさん。
こんにちは^^
何度もノミネートされても獲れない人もいるし、
喉から手が出るほど欲しい人もいるんでしょうね。
タイミングもあるんでしょうね~。
今年はラジー賞と言い、サンドラの年でしたね^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

ジジョさん。
こんにちは^^
気っ風の良い女性でしたね。
見ているこっちも気持ち良かったです。
彼女のすることを楽しそうに許す
旦那さんも大物ですよね!
nice!&コメント、ありがとうございます。

xml_xslさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

PENGUINGさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

釣られクマさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2010-03-31 16:38) 

虹子

ご覧になったのですね^^
あちらではボランテイァや養子などの意識が高いので
裕福なクリスチャンは慈善に対して日本より抵抗が少ないとは思いますが
それでも彼女は愛情あふれる人のようですね~@@
笑いが多くて、さっぱりと描いていたのがよかったと思いました^^
最後の写真は私も観ていて嬉しかった!
by 虹子 (2010-03-31 20:18) 

てくてく

虹子さん。
こんばんは^^
そうですね、とってもアメリカっぽい話でした。
アメ・フトの選手になる所もアメリカっぽい^^
描き方も全然湿っぽくなくて、
泣かせようという路線に走ってない所が良かったですね^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

タケルさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2010-04-02 23:22) 

よーじっく

こんばんはぁ(^^)/
この映画の背景とかが、かなり心にグサっと来ますね。
高校入学許可のイキサツとか、子供達の躾や育ち方の
バランスの良さとか、細かいところでいっぱい
アメリカという国の、大きさと深さを感じます。
リー・アンの行動力は、凄すぎだけど
サンドラが嫌味なく演じていて魅力的でした。
by よーじっく (2010-04-02 23:54) 

てくてく

よーじっくさん。
こんばんは^^
↑上で虹子さんも書かれていましたが
アメリカの意識の高さを感じました。
マイケルのように才能のある人が
埋もれることなく陽の目を見られて良かったですね^^
サンドラ、嫌味がなくて良かったです。
nice!&コメント、ありがとうございます。

cfpさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2010-04-05 20:53) 

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。