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レッドクリフ PartⅡ-未来への最終決戦- [映画 *ら]


レッドクリフ Part1 オリジナル・サウンドトラック
「レッドクリフ PartⅡ-未来への最終決戦-」、観ました。

昨年公開されたPartⅠの続編。
ジョン・ウー監督が三国志を映画化。

PartⅠは息もつかせぬアクションに次ぐアクションの連続で、ジョン・ウー節を堪能しました。
人物紹介も兼ねてか、武将1人1人の見せ場シーンが多く、非常に盛り上がりました^^
それに比べると、PartⅡの幕開けは幾分落ち着いた感が。

赤壁を前に大艦隊を配置し、袋のネズミの如く敵を取り囲んだ格好の曹操軍と、それを迎え撃つ孫権たち連合軍。
決戦を前に、ジワリジワリと敵陣を内部から崩していくという、密かな下準備も刻々と進んでいきます
お互いに心理戦を仕掛け、相手を揺さぶるのを見ていて、疑心暗鬼というのはホントに恐ろしい武器になるのだな、と感じました。

PartⅠのような個人プレーは控えめ。
正直、初めのうちは少し単調に感じなくもなかったです。
それが、孫権軍の戦力不足、それも戦で使う矢が不足すると言う致命的なピンチを、孔明の機転で10万本もの矢を調達する辺りから、面白くなってきました。
この一件でも言えるのですが、戦ってやっぱり優れた頭脳の存在が鍵となるのですね。

それにしても最後の赤壁の戦いは凄まじかった。
勝つためには、敵を徹底的に痛めつけるという様子は目を覆いたくなる。
今回、孫権の妹・尚香が友情を育んだ青年が登場します。
国のために命を懸ける武将もいるけど、軍の多くは彼のような名もなき兵士。
彼らは家族のため、生活のために戦場に立つ。
生きていくために戦っている、無数の人たちの命がはかなく散る場面では、戦いの虚しさを感じずにはいられない。

欧米では1本の映画として公開されたと聞きました。
日本では前・後編に分かれ、いずれも2時間を越える長尺。
そのせいか、PartⅡでは少したるみを感じたのも事実。
1本でまとめた欧米版がどのようなものか、観てみたい気がしました。

RED CLIFF:PARTⅡ/赤壁  (2009)
 監督 ジョン・ウー
 トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン
 ビッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童 リン・チーリン
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てぷこだん

三国志のお話をほとんど知らないわたくしにとってパートⅡのクライマックスは非常に気になるところ…!
これから観るのが楽しみで~す♪
by てぷこだん (2009-04-24 08:36) 

non_0101

こんにちは。
私もⅡの方はちょっと寂しいなあと思ってしまいました。
> 欧米では1本の映画として公開された
そうなのですか!繋がっているバージョンも観てみたいです~
by non_0101 (2009-04-24 12:41) 

okayu

私はPartⅠすら見ていないのですが、金城武はかっこいいですねー(笑)。
あと、矢のシーンが気になります。
私も繋がってる欧米バージョンが見てみたいです。
by okayu (2009-04-24 15:49) 

コッスン

私も、やっと見ましたよ。
次は、グラントリノ見ます。
okayuさんがおっしゃってるように
金城武ってカッコいいですね。
扇子仰いでるだけだったけど。(笑)
ラバーズ見た時は、そんなカッコいいと思わなかったけど。
私も、短縮バージョン見てみたい。

by コッスン (2009-04-24 19:29) 

てくてく

xml_xslさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

takemoviesさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

てぷこだんさん。
こんばんは^^
私も三国志、全く知りませんでした。
戦術と言うか、流石に魅せるな~と思いますね。
ラストの決戦は凄まじいです。
是非、劇場でご覧下さい^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

nonさん。
こんばんは^^
なんかフランスとかでは1本の作品として
公開されたらしいですよ~。
カットされた部分も多いでしょうけど
どんなものか、観てみたいですよね!
nice!&コメント、ありがとうございます。

okayuさん。
こんばんは^^
金城武、カッコいいですよね~。
「二十面相」も良かったですよ。
ちょっと飄々としているところが魅力です^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

コッスンさん。
こんばんは^^
金城武、私も好きです~。
前はそんなに思わなかったから、
やっぱりいい歳のとり方をされてるんでしょうね^^
「本気で戦ったことあるの?」って言われて
恐竜をはたくCMも好きだーー。
nice!&コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-04-25 00:40) 

hash

こんばんは。
クライマックスは迫力満点でしたね。
ただ、そこに至るまでは、個々のエピソードは面白いものの、長さを感じました。
私も欧米版を見てみたいです。
by hash (2009-04-25 20:45) 

てくてく

hashさん。
こんばんは^^
そうなんですよね~。
面白くない訳じゃないけど、
ちょっと単調に感じた。
もっとコンパクトでも良かったのかな?
欧米版、観てみたいですよね^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

COROさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2009-04-25 23:47) 

虹子

私はPart2も長くは感じませんでした。
ただ人の描き方は、Part1の方が迫力があったかな。
本を読んでいたので戦闘シーンも
興味津々で見いってしまいました。
そしてお気に入りの趙雲がたくさん活躍したので満足^^

てくてくさんのおっしゃるように、
今回は小さな存在の兵士に焦点を当てていましたね。
どちらの兵士も同じなんですよね。
なんで戦うのかなぁと思わずにはいられないです。

だけど曹操は、一見残酷のようだけど、上に立つ者として
自分が下の者の死に成り立っているということを
わかっている感じで本では描かれていました。
今回は兵士を励ますところなどもありましたが
なんとなく曹操の描き方が中途半端のように感じました。

by 虹子 (2009-04-29 08:48) 

てくてく

虹子さん。
こんにちは^^
part1は武将たちそれぞれの活躍が迫力あって、
すごく盛り上がりありましたよね。
Part2は心理戦というか、かけひきの部分も結構あって、
静かにジワジワと内部から崩していく・・・、
そんな所もよく描かれていました。

名もなき兵士の代表として、
蹴鞠の得意な青年の存在があったと思いますが、
彼をはじめ、無数の命が散るのは虚しさを感じました。

この映画では曹操は悪役ですものね。
原作を読むと、ただの悪者という側面だけじゃなく
もっと人物を掘り下げて描いているんですね^^
そういう多面的で深いところが、
沢山の人に愛されている理由なのかなb(^^)
nice!&コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-04-30 09:23) 

てくてく

Morimoさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2009-05-11 12:51) 

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