ロビン・フッド

「ロビン・フッド」、観ました。

12世紀のイギリスを舞台に、伝説上の義賊ロビン・フッドが活躍する歴史スペクタクル。
「グラディエーター」のリドリー・スコット監督とラッセル・クロウがタッグを組む。

弓の名手として名高いロビン・フッドですが、彼についての詳しいことは知らずに鑑賞。
でもそんな事、全然問題じゃない、知らないんだったらこの映画を観てちょうだい、って感じ＾＾
どうして彼が後世に語り継がれる伝説の男になったのか、がよ～く分かる。
ロビン・フッドの存在自体は、複数のモデルを複合したものでそれが伝承されたらしい・・・つまり実在の人物では無いということみたいです。
が、ロビンは確かに生きていた、分裂しかけたイングランドを一つにまとめた男として、スクリーン上で堂々とその存在感を漲らせていました。

歴史の中にロビンを融合させることを、見事なまでに成功させていた。
戦乱の世、裏切りや画策が張り巡らされ多くの民が犠牲となる中、運命に導かれるように頭角を現すロビン・フッド。
一民兵であったロビンが騎士となり、自身の出自の秘密、民のために叫びを上げ自由を勝ち取るために戦う・・・というストーリーもまるで立て板に水の如く淀みがない。
140分という長さを全く感じさせない面白さでした。

そして戦闘シーンの迫力といったら！
中世の時代の戦闘方法、武器、鎧兜に剣に盾に・・・ものすごく忠実に再現されているのではないか、一大スペクタクルが目の前で展開され迫ってくるようでした。
砦や村の様子など、細部に至るまで手抜きした所がなく完璧で、観ていてゾクゾクしました。
これだよ、これ！映画の醍醐味、ここにあり！って感じ＾＾
一体どれ位の制作費が掛かったのか知りませんが、ここまで使って、そしてその使い方がホントに上等で間違いが無い。
流石、リドリー・スコット監督。分かってらっしゃる！＾＾

歴史物だと不勉強から取っ付きにくさを感じたりすることがままあるのですが、本作にいたってはその心配は無し。
とても分かりやすい話になっているので観やすい。
ロビン役のラッセル・クロウは勿論、脇を固める役者さんもみんな上手くてその点でも安定してる。
個人的に「グラディエーター」がドツボで、今まで何回も観てその度に号泣するのですが、あそこまでの重量感は無いかもしれないですが、かなり面白いことに違いはないです。

クライマックスの浜辺での戦闘シーンは圧巻です。
ロケーションが物凄い。
あのロケーションあってこそ。
物語を盛り上げるには持って来いの場所でした。
いったいどうやって撮ったのか、ＣＧも多用してるんでしょうけど、大スクリーンで観る価値ありです。

ＲＯＢＩＮ　ＨＯＯＤ　　（2010）
　監督　リドリー・スコット
　ラッセル・クロウ　ケイト・ブランシェット　マーク・ストロング
　ウィリアム・ハート　マーク・アディ　オスカー・アイザック
　ダニー・ヒューストン　アイリーン・アトキンス　ケヴィン・デュラント
　スコット・グライムズ　アラン・ドイル　マックス・フォン・シドー

コメント 9

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気になってはいたのですが、映画館で見てみます！
by あきら (2010-12-12 18:37) 

さすがリドリー・スコット監督でアクションシーンは安心して見れました。
お話はかなりフィクションが多いのですが、元々、ロビンフッド自体が民間伝承なので、まあありかと。
『グラディエーター』よりは救いのある話で良かったです。
ケイト・ブランシェットのマリアンは良かっただけに、もうちょっと情感豊かなシーンも欲しかったかな。
悪役のマーク・ストロング、前王の重鎮ウィリアム・ハートなど俳優陣も充実
していますが、やはりマックス・フォン・シドーのマリアンの義父の貴族役が
重厚な演技を見せます。

by きさ (2010-12-13 05:31) 

さすがリドリー・スコット監督ですね～
わたくしもグラディエーターは５本の指に入るほど好きな映画ですんで、前々から気になってました！
ラッセルとも再びタッグを組んでますしね。
正月休み、見に行ければ行きたいなと思ってます^^

ちなみにリドリースコット監督、次回作はエイリアン５なんですよねｗ
それもとても楽しみで～す♪
by てぷこだん (2010-12-13 09:19) 

「一兵卒」とはまさにこういうことだよなあ、と思いながら見ていましたw
by ken (2010-12-14 04:03) 

こんばんは。
予想よりも観やすい歴史大作でした。
ロビン・フットの人物像はこんなふうに作られたのかと
とても興味深かったです。
戦闘シーンは圧倒的でしたね～
本当にさすがはリドリー・スコット監督ですね☆
by non_0101 (2010-12-14 23:08) 

takemoviesさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

toramanさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

xml_xslさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

あきらさん。
こんにちは＾＾
面白い作品でした！是非是非＾＾
nice！&コメント、ありがとうございます。

CHLIE.mk91さん。
はじめまして、こんにちは＾＾
nice！をありがとうございます。

きささん。
こんにちは＾＾
キャストはみんな地に足が付いた、というか
安心してみていられる演技者ばかりでした。
中世から抜け出してきたような存在感がありました。
リドリー・スコット監督の演出も冴えていました＾＾
nice！&コメント、ありがとうございます。

てぷこだんさん。
こんにちは＾＾
てぷこだんさんも「グラディエーター」お好きですか～。
てぷこだんさんとはモロ同世代なので
映画の趣味が良く似ているな～、といつも思います＾＾
きっと本作も燃えると思いますよ。
nice！＆コメント、ありがとうございます。

kenさん。
こんにちは＾＾
最前線で戦う一兵士が持ち前のリーダーシップで頭角を現す。
ロビンのカリスマがあってこそ民を率い得たのだと思います＾＾
nice！＆コメント、ありがとうございます。

Galapagosさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

うつマモルさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

nonさん。
こんにちは＾＾
観やすく作られていましたね～。
そしてロビン・フッドも魅力的に描かれていました＾＾
戦闘シーンにも抜かりが無く
文句なしに楽しめる１本でしたね～。
nice！＆コメント、ありがとうございます。

ryo1216さん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

(｡・_・｡)２ｋさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

おぉ！次郎さん。
(｡・_・｡)２ｋさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。
by てくてく (2010-12-18 10:48) 

Extra-Lowさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

のむらさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。

hashさん。
こんにちは＾＾
いつもnice！をありがとうございます。
by てくてく (2010-12-23 12:30) 

浜辺での戦闘というのは、「トロイ」もそうだったかと思いますが、壮観ですよね。「プライベート・ライヤン」や「硫黄島からの手紙」も浜辺だったか・・・。

個人的には、復讐の物語「グラディエーター」のほうが、より好みであります。
by バラサ☆バラサ (2011-01-03 22:03) 

バラサ☆バラサさん。
こんばんは＾＾
なるほど、浜辺の決戦って数えてみると多いんですね。
本作は海とその後ろに迫る崖というロケーションが
とても壮大に思えました。
海が血に染まるのはリアルで怖い＾＾；

私も「グラディエーター」、大のお気に入りです！
nice！＆コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2011-01-04 19:51)