トレーニング デイ [映画 *た]
「トレーニング デイ」、観ました。
ロス市警、麻薬取締課に配属された新人刑事ジェイク。
交通整理課を経て憧れの課への転属、希望を抱き初出勤の日を迎える。
コンビを組むのはアロンゾ、この道のプロで数々の功績を残すベテラン刑事だ。
ところがジェイクが見たのは、警官の立場を利用し法に触れるような行為を平気でやってのけるアロンゾの姿だった。
持ち前の持論を展開し、自らの力を自負するアロンゾ。
事件に大小の格付けをし、自分が動くのは大物逮捕の時と話し、パトロール中に出くわす事件の容疑者は逮捕もせずに逃がします。
正義感に溢れるジェイクは納得がいくはずもないのですが、アロンゾは鼻にもかけない。
悪に向かうには自らも悪にならねば、捜査など出来るはずもない、と。
その巧みな話術にはジェイクも納得せざるを得ない、有無を言わさぬ力があります。
おまけに嫌なら交通整理でもしとけ、と半ば脅し文句です。
ジェイクにしてみればやっと掴んだチャンスを手放せずに、アロンゾの言うままに行動を共にする他ない。
こうしてロスの街のあちこちを巡るうちに、アロンゾの信じがたい行動はエスカレートしていく。
権力を持つ人間は、一歩間違えるととてつもなく悪い方向へと流されてしまうのですね。
アロンゾの周りには同じ穴のムジナたちが集まり、事を上手く運ぶシステムもしっかり作り上げられている。そしてジェイクの鼻先に上手い話をちらつかせ、そのレールに乗せようとします。
理想を持ち警官になったジェイクは、目の前の光景に愕然とするが・・・。
ピンと張り詰めた緊張感が常に漂う、男臭い作品。
あまりの辛口テイストと、デンゼル・ワシントン演じるアロンゾの俺様ぶりに、始めのうちこそ“最後まで観られるかしらん?”と不安でした。
ところが、ジェイク初任の1日に起きた出来事が、積み重さなって層となり物語を面白くさせていて、徐々に引き込まれていました。
ネタバレかも、反転します(実はアロンゾにとっても、この一日は生死を賭けた大変な1日だった訳なんです。必死なはずです。)
しかし、こんな災難続きの“トレーニングデイ”になるとは、朝家を出る時のジェイクは予想もしてなかっただろう・・・^^;
ジェイク役・イーサン・ホークって若く見えますよね。
新米って言われたらそう見えちゃう感じ、当時で30歳ちょいの筈なんだけど・・・。
全然関係ないけど、フレディ・ハイモア君と似てないですか?
ハイモア君が年取ったらイーサン・ホークっぽくなりそうって、「奇跡のシンフォニー」の時、密かに思ったんです。
今回もやっぱり思っちゃいました~^^
[DVDで鑑賞]
TRAINING DAY (2001)
監督 アントワーン・フークワ
デンゼル・ワシントン イーサン・ホーク スコット・グレン
エヴァ・メンデス クリス・カーティス
私もこの映画テレビ放送で録画観賞しました。
アロンゾ役のデンゼル・ワシントンの悪役としての迫力が印象に残っています。主人公から観たアロンゾの感覚への不安感が緊張感をかもし出しているように思えました。
http://ohjiro.blog.so-net.ne.jp/2008-03-23
by おぉ!次郎 (2009-02-08 07:59)
イーサン・ホークはサル顔だと思います
(ファンの皆様ごめんなさい)
by コッスン (2009-02-08 16:10)
こんばんは。
アロンゾはとんでもない悪党なんですが、不思議と惹かれるキャラクターで、彼の過去を描いた作品ができないかと思ってしまいます。
by hash (2009-02-09 00:26)
おぉ!次郎さん。
こんばんは^^
デンゼル・ワシントンは良い役も悪役もこなせる、
さすがの実力ですね。
アロンゾは冗談か本気か分からない怖さがあって、
観ているこちらも不安になる感じでした、緊張しました^^
nice!&コメント、ありがとうございます。
エイジさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。
xml_xslさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。
コッスンさん。
こんばんは^^
うんうん、イーサン・ホークってサル顔ですよね。
だから若く見えるのかな?
サル顔の人って結構人気ありますよね。
私も好きかも知れないです^^
コメント、ありがとうございます。
hashさん。
デンゼル・ワシントンって上手いですよね~。
俺様でおっかないけど、
キャラ的には魅力ありますよね。
サブストーリーとかもあったら面白そうです^^
この映画、hashさんのところで紹介されていた映画です。
面白い映画をありがとうございました。
nice!&コメントも、ありがとうございます。
by てくてく (2009-02-09 23:37)
デンゼルワシントンはオールマイティの役者さんですよね!?
「アメリカンギャングスター」で演じたデンゼルは渋かったなぁ~
ボクもああいう親父になりたい^^
by てぷこだん (2009-02-10 00:50)
てぷこだんさん。
こんばんは^^
「アメリカン・ギャングスター」も渋かったですね~。
この映画、何となく「アメ・ギャン」(←こんな略し方でいいのか?)
を彷彿とさせました~。
今回デンゼルは刑事役でしたが・・・。
幅の広~い役者さんですね^^
nice!&コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-02-10 02:22)
イーサン・ホークも『ガタカ』、『テイキング・ライブス』等違ったイメージの演技が好きです。
by おぉ!次郎 (2009-02-10 05:28)
おぉ!次郎さん。
こんばんは^^
「ガタカ」はすごくキレイでしたね~。
イーサン・ホークもユマ・サーマンもジュード・ロウも
今にも壊れそうなクリスタルのような美しさでした^^
描かれている世界観もとても映画的でした~。
「テイキング・ライブス」という作品は未見です。
再びのコメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-02-12 00:25)
『ガタカ』は特撮を駆使したコテコテのSF映画を期待して観たのですが、良い意味で見事に裏切って貰え、とても良かったです。シチュエーションがSF的だけれども、感情的な演出がとても細やかだったようなイメージが記憶に残っています。
by おぉ!次郎 (2009-02-12 08:45)
Morimoさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2009-02-14 08:35)
おぉ!次郎さん。
こんにちは^^
いつもコメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-02-17 08:41)
私は劇場で観ました。というのは同時多発テロの影響で宣伝もほとんどなしでひっそりと公開されたからです。
そのため逆に物語の予測がつかず、いい意味で映画にに引き込まれました。
by ハーポ (2009-11-26 22:30)
ハーポさん。
こんにちは^^
そうですか、そんな時期に公開された映画だったのですね。
映画を観るときには、
あまり予備知識を入れずに見るほうが
断然楽しめますよね^^
コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-11-27 19:56)