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第9地区 [映画 *た]


第9地区 [DVD]
「第9地区」、観ました。

28年前、南アフリカ共和国の上空に突如現れた巨大な宇宙船。
中にいたエイリアンたちを難民として隔離し居住区を与えた、それが“第9地区”と呼ばれるエリアだ。
そして現在・・・第9地区では大規模な事業が始まろうとしていた。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン製作。
本年度アカデミー賞で作品賞などノミネートの話題のSF作品。

存在を知った時から楽しみにしていた本作、今日公開になりました。
さっそく行ってきました~^^
今までもエイリアンが登場する映画はたくさん作られてきましたが、その殆どが地球人に攻撃を仕掛けるような侵略ものであり、人類は存続のために応戦するといったパターンだったと思います。
それで無ければ、エイリアンと彼らに遭遇した一部の人間たちとの交流を描くパターンとか。
本作では南アフリカ共和国の上空で停滞してしまった宇宙船をこじ開けた地球人たちが、船内で瀕死の状態だったエイリアンを保護し、そのまま難民として受け入れる・・・という所が今までになかった新鮮な設定であり、非常に興味を引く所以でありますね~。
彼らはヨハネスブルグの一角を居住地として与えられるのですが、人間との間で様々な摩擦を引き起こしてしまうのです。

まず、彼らの住む“第9地区”はゴミの山のスラムと化し、食料を求めてゴミを漁る姿は日常茶飯事。
人間を襲い物を奪う犯罪も多発、そしてエイリアンたちは自分たちが持ってきた武器を、それを欲しがる人間のマフィアに売り、代わりに食料を得るという裏取引まで覚えてしまう。
近隣に住む人間はエイリアンたちを排除する運動をはじめ、治安は悪化の一途を辿ります。
そこで人間の安全を守るため、彼らの居住地を今の第9地区から遠く離れた第10地区に移転する計画が実行されます。
政府から承認を受けた多国籍企業であるMNUが、エイリアンたちを速やかに移動させるべく作戦を開始。
この作戦の責任者であるヴィカスは、第9地区に向かうのですが、そこでとんでもない状況に遭遇してしまうのでした。

いや~、面白かったです!
こんな素っ頓狂なお話をきちんと観客に信じ込ませるのは、冒頭のドキュメンタリータッチのインタビュー映像の巧さでしょうか。
一気にこの異様な世界に引き込まれてしまいました^^
そして映画が進むにつれて、エイリアンと人間が共存している様子が映し出されていくのですが、見事なCGや美術が異星人の存在にもきちんと説得力を与えていました。
舞台となる南アフリカ共和国・・・と言えば「インビクタス/負けざる者たち」の記憶も新しく、また今年はサッカーワールドカップも開催されるなど話題の地ですが、今回もヨハネスブルグの空中に浮く宇宙船のビジュアル、またバラックが立ち並ぶ第9地区の景観など、世界観と非常にマッチしていてリアリティも抜群。

少々気味の悪い描写もありますが、かなり異色なSFアクションであり、摩訶不思議なパワーを持った作品でありました。
リアルな映像と激しいアクション、筋立てには多少先読める所が無くもないけど、なんせ勢いがありました。
そしてそこに、表と裏の顔を使い分け利潤の追求を第一に考える人たちとか、大きな権力の前に踏みにじられる個人の存在とか、そういったことなども含ませていて、なかなか深いものを感じました。
最後には(ネタバレ、反転します。 切なさまで感じさせるとは!あの鉄屑で花を作っていたのはヴィカスだよね~、切ない~。)お見事!と言いたいです。

DISTRICT 9  (2009)
 監督 ニール・ブロンカンプ
 シャールト・コプリー デヴィッド・ジェームズ ジェイソン・コープ
 ヴァネッサ・ハイウッド ナタリー・ボルト シルヴィン・ストライク ジョン・サムナー
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デス・レース [映画 *た]


デス・レース [DVD]
「デス・レース」、観ました。

刑務所をレース場に仕立て、囚人達によって行われる「デス・レース」。
過激な走行に死者が後を絶たない、名前通りのデス・レースである。
殺人の汚名を着せられレーサーとなったジェンセンは、持ち前のテクニックでこの死闘に挑むのだった。

2012年のアメリカでは経済危機によって治安が悪くなる一方。
刑務所も満杯状態で、なんと民間企業が運営することに。
そして周りを海に囲まれた孤島に建つ刑務所では、囚人達に武装カーでレースをさせ、それをネット中継して利益を生み出しているんですよね。
囚人同志の容赦の無い闘いで、命を落とすことも。
そんな恐ろしいトーナメント選を5勝すれば自由を与える・・・女刑務所長は旨いエサをちらつかせ、囚人達により過激なレースを強いるのです。

さすが、映画ならではのトンデモな設定です。
2012年って言ったら、もう再来年ですよ~。
幾らなんでもこんなレースが許可されるはずは無いと思いますが、映画だからこそ面白く描ける設定とも言えますよね。
刑務所のはずなのに、レーサーとメカニックのチームにはちゃんと改造ブースも与えられていて、結構自由にその辺をうろついてたりしてるし^^;
そもそも、こんなレースを考え出した女所長がかなりの曲者で、ネット中継のアクセス数が増えるためならなんでもやる女なんです。

そしてこの刑務所に殺人罪で収監されたのが、ジェイソン・ステイサム演じるジェンセン。
彼は元レーサーという経歴の持ち主であり、その腕前を買われ、女所長から直々にデス・レースへの参加を言い渡されるのです。
ジェンセンは無実の罪を着せられてしまい、この刑務所にやって来た。
彼がそんな事になったいきさつも、これまた幾らなんでもそんな事が・・・という裏の陰謀があったと言うわけ。
ジェンセンはそれに気付き、自分を陥れた者への怒りを募らせていくのです。

結構、これはトンデモなお話だったりするのですが、そうは言ってもレースの場面にはスピード感もあり、見せ場も沢山あったりするので、力技でグイグイ引っ張っていく感じ。
観る前はレースとかどうだろ?なんて気もしたけど、思ったより面白かったです。
しかし、こういうちょっとB級っぽい雰囲気のする作品(良い意味で)と、ジェイソン・ステイサムって似合うな~。
私は彼の、あのハスキーな声が大好きです^^

DEATH RACE  (2008)
 監督 ポール・W・S・アンダーソン
 ジェイソン・ステイサム ジョーン・アレン イアン・マクシェーン
 タイリース・ギブソン マックス・ライアン ジェイコブ・バルガス
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トワイライト~初恋~ [映画 *た]


トワイライト~初恋~ スタンダード・エディション [DVD]
「トワイライト~初恋~」、観ました。

女子高生とヴァンパイアの禁断の恋を描いたファンタジックなラブストーリー。
続編である「ニュームーン/トワイライト・サーガ」は現在公開中。

お久しぶりの更新になってしまいました~。
学習中である韓国語の発表会ってのがありまして、先週はそれで頭の中がイッパイイッパイ^^;
ちょこちょことDVDなんかで、映画も観たりはしていたのですが・・・。
いざ、感想を書くとなるとかなり時間がかかるタイプなので、記事を書くのは控えてました。
パソコンとも、すこ~し距離を置いたりなんかして(笑)
何とか無事に発表会を終える事ができたので、またボチボチ更新したいと思ってます。
ホントにマイペースですみません(>△<)

さて、映画の感想ですね。
この作品、原作はティーン向けの小説のようで、本国のアメリカでは女子高生を中心に大ベストセラーとなっているそうです。
母親の再婚をきっかけにして、それまで離れていた父親と共に暮らすことに決めた女子高生・ベラ。
彼女が住むことになったのは雨と霧に包まれる事が多く、周りは森林に囲まれた、どこか薄暗い印象の町・フォークス。
そこで出会ったのが、超美形で謎めいた影のある同級生・エドワード。
最初の印象は最悪。
ベラはエドワードが、自分に対して何だか意味深な視線で見つめている事に不快感を覚えます。
同時に、何故か彼のことが気になってしかたがないべラ。

そんなある日、車のスリップ事故から間一髪でベラを救ったエドワード。
べラはその時、エドワードの人並み外れた運動神経に疑問を持ちます。
やがて、彼が何者であるのかを知ったべラは、禁断の愛へと一歩を踏み込んでいくのです。

思ったよりハマらなかった・・・・・(汗)
胸キュンになるかと期待していたのですが、どうやら私の乙女心はかなり老けたようです(笑)
ヴァンパイアからしてみたら、この上ないほど魅力的な血の持ち主であるというべラ。
彼女を愛し欲しているけれど、決して彼女に手を出すまいと苦悩するエドワード。
一方のべラは、やがて自分も影に落ちても良いと思うほど彼を愛するようになるんですよね~。
物語はとても綺麗な感じで、もっとうっとりしても良かった筈なんですけど。
どうやら理由の一つとして考えられるのは、エドワードが好みのタイプから外れていたからかな?
ま、こればっかりは人それぞれですからね、しょうがないか!

2人のデートコース(?)である、森の中の映像は好きでしたね~。
神秘的な森が、2人の秘密をこっそりと包んで隠してくれているみたいな感じがして。
高ーい木の幹から見下ろす景色も綺麗だったし。
(引きの映像はちょっと怖かった・・・あんな木の枝に・・・高所恐怖症だとダメね・・・)
エドワードがベラを担いで走るところは笑っちゃたけど・・・。

DVDには「ニュームーン/トワイライト・サーガ」の予告編も入ってました。
ダコタちゃんとか出てるのですね。
「トワイライト~初恋~」では出番の少なかった狼族の少年の出番が増えてる?
もうそろそろ公開も終了みたいなので、DVDが出たら観てみます^^

TWILIGHT  (2008)
 監督 キャサリン・ハードウィック
 クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー
 ビリー・バーグ ピーター・ファシネリ エリザベス・リーサー
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Disney'sクリスマス・キャロル [映画 *た]


クリスマス・キャロル (竹書房文庫)
「Disney'sクリスマス・キャロル」、観ました。

欲深い金の亡者のスクルージはお金がすべてで、他人との繋がりを持たずに生きてきた。
あるクリスマスイブの夜、7年前に死んだビジネス・パートナーの亡霊が現れ、これからスクルージのもとに3人の精霊が訪れるのだと言う。
その言葉どおり精霊達が現れ、スクルージを過去・現在・未来へと連れ出す。
そこでスクルージが見たものとは・・・。

イギリスの文豪・ディケンズの小説をディズニーが映画化。
監督は「ベオウルフ/呪われし勇者」のロバート・ゼメキス。
3D版も上映されているという事ですが、近くのシネコンは2D・吹き替え版のみの上映。
(3D対応のシネコンは車で小一時間掛かってしまう・・・。断念。)
そう言えば「ベオウルフ」も2Dで観賞したのですが、その時は一見実写っぽく見えるフルCGのアニメに、最初は何となく違和感を感じたりした記憶が・・・。
しかし今回は、最初から直ぐに作品世界に入り込めるほどで全く違和感を感じなかったです。
良くは分かりませんが、この数年の間にきっと技術もアップしたんでしょうね^^

観ている間中、ちょいちょい頭に浮かんだのが、
“ここは3D版だと、きっと飛び出して見えるんだろうな~”ってこと。
これってちょっとだけ、悲しい瞬間だったりして^^
雪の中を猛スピードで飛んじゃったり、ちょっとおっかない〇〇に追っかけられるシーンなど、3Dだと臨場感たっぷりでより楽しめるんじゃないかな、とやはり残念でした。
(「カールじいさん・・・」は3Dで行っちゃおうか、と思ったり~^^)

スクルージは演じているジム・キャリーとそっくりでした。(当たり前か)
ちょっとした表情や動きも彼そのもので、上手く出来ているな~、と感心しました。
声の方は、吹き替え版を観賞したので山ちゃん(山寺宏一さん)でした。
スクルージと精霊たちの声を担当、という事。流石、やっぱり上手いです。
過去の精霊の声がちょっとツボだったんですけど、ジム・キャリーもあんな感じの声を出してたのかな?そっちも観てみたい^^

クリスマス・イブの夜、スクルージに起こった奇跡のお話。
戒めの意味がこもっていて、もしかしたら子供よりも大人の方が思うところが多いかも^^

A CHRISTMAS CAROL  (2009)
 監督 ロバート・ゼメキス
 ジム・キャリー ゲイリー・オールドマン ロビン・ライト・ペン
 コリン・ファース ボブ・ホスキンス
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デイ・アフター・トゥモロー [映画 *た]


デイ・アフター・トゥモロー [DVD]
「デイ・アフター・トゥモロー」、観ました。

地球温暖化が原因と思われるとてつもない規模の自然災害に見舞われた地球と、なす術もなく戸惑いながらも希望を捨てない人々の姿を描く、2004年製作のパニック・ムービー。

今月21日に新作「2012」が公開されるという事で、ローランド・エメリッヒ監督の本作を何気にレンタルしてみました。
以前に観賞済みなのですが、その時は“映像は迫力満点だけど、何となく大味”な印象を受けたような記憶が。
しかし、5年ぶりに改めて観てみると、地球環境に対する警鐘は以前よりもずっと深刻に、そして身近に受け止められるようになった気がしました。
地球温暖化についての取組みも多々行われるようになったし、意識もずい分と変わったと思う。
とにかく、自分自身のこの作品を見る目というのは、以前とはちょっと違った気がします。

地球温暖化の影響で南極の棚氷が溶け出し、海水の温度が急激に低下。
そのため海流にも影響が及び、様々な異常気象現象が起こり始めます。
東京には巨大な雹が降り、ロスには巨大な竜巻が発生し、NYには大雨、街は壊滅状態に。
そしていよいよ巨大な低気圧の雲に覆われた北半球は、急激な温度低下によりまるで氷河期が訪れたような世界へと一変してしまうのです。
この辺りの映像は迫力満点、思わず息を呑んでしまうところは、さすがエメリッヒ監督。
新作「2012」の予告編でも、地球が崩壊する様をリアルな映像で描き出していました。

襲い掛かる自然の猛威に挑むのが、気象学者であるジャック。
彼は(多分ワシントンから)一人息子のサムがいるNYまで、猛吹雪の中、決死の覚悟で会いに行くのです。
以前はここがちょっと白んでしまったところ。
どうしてこんな氷河期のような雪の中を迷わず進めて、遠く離れた息子の所まで辿り着けて探し出せるのか?と。
ところが今回は、ここの件も全然気にならなかった。
ジャックは南極での調査にもなれたその道のプロ。
そして息子はNYの市立図書館(だったかな)に避難している事が分かっているのです。
むしろ助けに行くのはジャックなら当たり前、というか当然そうすることを選ぶだろう、と思ったのです。
だた闇雲に動いている訳じゃないんだと。(現実ならまぁ、そうは上手くは行かないだろうけど^^;)
この親子の関係が、離れているのに信じあっている・・・と言う感じで、父・デニス・クエイドと息子・ジェイク・ギレンホールがなかなか良かったし^^

この映画のように、急激に地球環境が悪化する・・・っていう事は無いと思います。(そう信じたい)
が、長い時間の積み重ねでいずれ地球が悲鳴を上げちゃって、こんな事態にならないように、そのために出来る事はちっちゃくてもやっていかなきゃな、なんて感じました。

THE DAY AFTER TOMORROW  (2004)
 監督ローランド・エメリッヒ
 デニス・クエイド ジェイク・ギレンホール イアン・ホルム
 エミー・ロッサム ジェイ・O・サンダース セーラ・ウォード ダッシュ・ミホク
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デュプリシティ~スパイはスパイに嘘をつく~ [映画 *た]


デュプリシティ [DVD]
「デュプリシティ~スパイはスパイに嘘をつく~」、観ました。

元イギリスの諜報員にして現在は産業スパイのレイ。
目下、ライバル企業が開発中の新製品に関わる情報を収集中。
チームのメンバーには、かつてレイから機密情報を盗んだ経験をもつ元FBIの女スパイ・クレアの姿も。
過去のいきさつから反目し合っているかのような2人だが、実は裏で手を組み密かなたくらみを企てていた。

ジュリア・ロバーツ&クライヴ・オーウェンがスパイに扮したクライム・サスペンス。
脚本・監督は「フィクサー」のトニー・ギルロイ。
私が持っているトニー・ギルロイ作品の印象はと言うと・・・
とにかく頭を使わないとついて行けない。
のんびり画面を眺めてたりしたら、置いてけぼりを食らっちゃう可能性大。
だから頭をフル回転させてなきゃいけなくて、ちょっと疲れる難しい作り。・・・って感じかなぁ。

台詞もよくよく聞いてないと、“え?今、何の話をしてるの?”とDVDを戻しちゃう、戻しちゃう^^;
時間の経過にしても、過去と現在を行ったり来たり、というのが多いしね。
そういうのを一生懸命処理するので一杯いっぱいで、緻密な脚本を堪能する所まで辿り着けなかった。・・・それが前作「フィクサー」の時の印象。

今作は大分軽めなお話になってはいるけど、それでもやっぱり頭は使うし印象は変わらないかな~。
ライバル企業が密かに開発した新商品、発売されたら大ヒット間違いなしという“超企業秘密”を巡って産業スパイが暗躍。
騙し合いに次ぐ騙し合いで、今回の脚本もかなり入り組んでいます。
でもその割りに、“最後はこうなるんじゃないの”と思った通りの結末になって、ちょっと肩透かし^^;

基本的に主役の2人は少し天然キャラ?
ネタバレかな?反転します(と言うか、恋は盲目状態になってしまって、すでに腕利きのスパイとしては通用しないって所なんでしょうか? 2人きりのシーンは殆ど、痴話ゲンカ。仕事の話をしてても痴話ゲンカの続きみたい。 こんなだから、騙したはずが一杯食わされてしまったラストにも納得しちゃう。 一見仕事が出来そうな2人がこんなキャラ設定・・・ていうのも、ちゃんと狙ってのことでしょうね。 そんな所はやっぱ上手い。

いっぱい頭を使って観た割りには、残念ながら面白さが比例してなかったかも(汗)
もしかしたら、あんまり相性良くない監督さんかな?と、思ったりなんかして^^;
あ、でもオープニングのところのトム・ウィルキンソンとポールジアマッティの、いい歳したオジサンが取っ組み合いシーンはメチャ面白かった。
何かすごくセンスある~、って感じがして。
あれ?褒めてんだか、そうじゃないのか分かんない感想になっちゃいましたね^^

DUPLICTY  (2009)
 監督 トニー・ギルロイ
 ジュリア・ロバーツ クライヴ・オーエン トム・ウィルキンソン
 ポール・ジアマッティ
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ディボース・ショウ [映画 *た]


ディボース・ショウ [DVD]
「ディボース・ショウ」、観ました。

離婚弁護士のマイルズは訴訟に関しては負け知らず、腕利きとして鳴らしている。
そんな彼の次の依頼人は資産家のレックスロス。
妻に浮気現場を押さえられ、離婚とともに財産の分与も迫られている。
レックスロスの美貌の妻・マリリンを一目見た瞬間から、マイルズの心は彼女に奪われてしまい・・・。
「バーン・アフター・リーディング」「ノーカントリー」のコーエン兄弟の2003年の作品。

主人公である敏腕弁護士・マイルズはジョージ・クルーニー、相手役のマリリンをキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じています。
その他にもビリー・ボブ・ソーントンやこの前「バーン・アフター・リーディング」で見たリチャード・ジェンキンスなど。
ジョージ・クルーニーってコーエン兄弟の作品の常連ですね。
どうも顔ぶれに既視感があるというか・・・^^;何となく、どこかで一緒だった面子が揃っているな~、みたいな感じがして、イマイチ新鮮味がない気もしないでもない・・・かな(笑)

今回のジョージ・クルーニーは、やり手はやり手なんだけど、どこかちょっと強引で自己チューというか。仕事も勝訴すればそれで良し、みたいなところがある男。
完璧な2枚目じゃなくて、どっかズレてるようなキャラクター。
「バーン・・・・・」の時ほどぶっ飛んでないけど、この役も楽しんで演じているみたい。
異常に“歯の美しさ”に執着してて、ニカッと歯を剥き出しにして鏡でチェックする所、気持ち悪い^^;

最初のうちは、法廷ネタというか、マイルズの我が道を行く弁護士振りなんかのコネタが挟まれたりして、それがあんまり面白くなかったので、う~~ん?なんて思ったのです。
コメディはコメディなんだけど、頭を空っぽにして大笑いするっていう類じゃないし。
正直、最初は我慢して見てたって所が無きにしもあらず・・・(苦笑)

それがマイルズとマリリンの、恋の駆け引き、財産争奪のための化かし合いの対決が始まる中盤から、面白さも盛り返して来ました。
金持ちの財産を守るために、“離婚しても本来自分が持っていた財産と稼ぎしか手元に残らない、財産分与はされない。”という事を謳った婚前契約である『マッシー婚前契約』というのが物語のキモになってくるのですが、その契約のお陰で、ドタバタの大騒ぎが起こるところは中々考えられていた。
中盤からはスピード感も増してきて、前半で感じた不満は払拭されたかな?と言う感じでした。

INTOLERABLE CRUELTY  (2003)
 監督 ジョエル・コーエン イーサン・コーエン
 ジョージ・クルーニー キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ジェフリー・ラッシュ
 セドリック・ジエンターテイナー エドワード・ハーマン
 ポール・アデルスタイン ビリー・ボブ・ソーントン リチャード・ジェンキンス
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ドラゴン・キングダム [映画 *た]


ドラゴン・キングダム プレミアム・エディション [DVD]
「ドラゴン・キングダム」、観ました。

カンフーオタクの少年・ジェイソンが、ひょんな事から遥か昔の中国にタイムトラベルしてしまう。
そこは悪の将軍・ジェイドに支配された世界。
かつてジェイドによって石にされた孫悟空を救うため、ジェイソンの周りにカンフーの達人達が集まってくる。
なんとジェイソンこそが“選ばれし者”であり、如意棒を孫悟空に届ける事で石になった魔法が解けるのだと言う。
ひ弱な少年が旅を通して成長する姿を描く、ファンタジー・アクション。

「カンフー映画」、久しぶり~。
いったい何年ぶりかって言う位、長いこと観てなかった。
小・中学校の頃ってジャッキー・チェンの映画が大人気で、私も例にもれず「酔拳」とか「笑拳」とか、「少林寺木人拳」とか夢中になったものです^^
ジェット・リーのデビュー作「少林寺」も、家族で観に行ったけ~。
男兄弟の中で育ったせいもあって、影響受けたってのもあると思う。
それが段々と成長するうちに、好みにも変化が現れ(興味がアイドルへと転向!^^)、気が付くとこのジャンル、すっかり離れてしまってました。
この前レンタル屋さんで、何故か偶然“バッチッ”と目が合ってしまい、思わず手に取ってみたのです。

やっぱカンフー、カッコいい!!
どうやったらあんな動きができるのでしょう。
鍛え上げられた肉体から繰り出される技に、釘付け状態です!
そしてこの映画の超目玉が、ジャッキー・チェンとジェット・リーの対決ではないでしょうか。
息もピッタリのアクションは、見ていて気持ちがいいですね~。
クライマックスのジェイド将軍との決戦よりも、こっちの方がずっと面白かった。
考えてみたら2人が一緒の作品に出るって、スゴイ事です、よね?

ストーリーは特筆するほどではない、そんな気もします。
ファンタジーチックな古代中国の世界観も、どこかで見たことあるような気がしなくもない。
それでも、かなり熱くなりました~^^
ジャッキーの「酔拳」も見られたし、懐かしさ爆発っ。
あと、やられちゃう役の人の立ち回りも上手いな~。
その他大勢なんだけど、やられるほうの見せ方というか、それも大事だと思いました。

THE FORBIDDEN KINGDOM  (2008)
 監督 ロブ・ミンコフ
 ジャッキー・チェン ジェット・リー マイケル・アンガラノ
 コリン・ショウ リウ・イーフェイ リー・ビンビン
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ディア・ドクター [映画 *た]


ディア・ドクター オリジナル・サウンドトラック
「ディア・ドクター」、観ました。

へき地に勤務する医師・伊野が突然、失踪してしまった。
山間の村は人口の多くを高齢者が占め、唯一の医師である伊野は村人から“神様仏様”と崇められる人物。
彼が勤務した3年半の間、気さくな人柄と熱心な仕事振りは誰からも厚い信頼を得ていた。
そんな彼の失踪に、研修医・相馬や看護婦・大竹をはじめ、村人達は安否を気遣う。
はたして、何が彼にそんな行動をとらせたのか・・・。
「ゆれる」の西川美和監督作。

この前「レスラー」を観に行った時、予告編をやっていて気になった作品。
(都市に比べると公開は遅れることが多いけれど、ミニシアター系の面白そうな映画をチョイスしてくれる映画館です^^)
片田舎の村では近所付き合いも頻繁だし、周りは知らない人はいない、村中が気心の知れた間柄。
何か困り事があれば助け合いは出来るけど、事が病気に関するとなると、頼りになるのはお医者さんしかいません。
過疎化の村で、きちんと駐在してくれるドクターと言うのは、どれほど心強い存在であるか。
そんな医師が突然、失踪してしまうとは、いったいどうしたことなのか・・・。

鶴瓶が主役という事で、どことなくユーモラスに描かれていたりする場面もあるのです。
お年寄りが喉に赤貝を詰まらせてご臨終・・・かと思いきや息を吹き返すシーンでは笑いが起ってました。でも、私は笑えなかったな~。
何故ならその前に、お年寄りの家族と医師の間で、台詞も無く視線だけのやり取りがあったのです。
そこの所で、寝たきりのお年寄りに対する家族の複雑な思いがクッキリと浮き彫りにされていた。
そんな登場人物の心模様を想像していると、こちらにもその感情が伝染するというか、笑うに笑えない・・・。
伊野医師に対しても、徐々に徐々に、遣り切れない気持ちが膨らんでくるのです。

ネタバレにならずに書くのが難しくて、相当悩んで記事を書いてるのですが^^;
結局彼が消えたのは、やっぱりああするしかないと思うのです。
彼がああしないと(ネタバレ、反転母親と娘は生きている間に、再び会う機会が無くなってしまうかもしれない)人間として、それは絶対に出来ないと思ったのでしょう。
その前から、伊野は限界を迎えていたんだろうし。
肺に穴を開けた後、病院のエレベーターで呼び止められてなかったら、あの時に消えていたかも

とにかく、伊野には消えてしまうほどの理由があったということ。
医師としての彼は村の人達を癒したのは確かな事実。
それなのに彼が居なくなった後の、村人達の態度がにわかに変わったのも、何だかなと思いつつも、ありがちな気もしました。
伊野の元に就いていた相馬の態度に至っては、流石にショックだったけど。

観ている間も、帰ってきて記事を書きながらも色々考えたんだけど、上手く感想が書けない^^;
ポンと石を投げられて、確かに心に波紋は広がっていってるんだけど。
まとまりのない感想になったような・・・また、間を空けて観てみたい気がします。

ディア・ドクター  (2009)
 監督 西川美和
 笑福亭鶴瓶 瑛太 余貴美子 松重豊 岩松了 
 八千草薫 香川照之 笹野高史 井川遥 
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トランスフォーマー/リベンジ [映画 *た]


トランスフォーマー/リベンジ  (マイケル・ベイ 監督) [DVD]
「トランスフォーマー/リベンジ」、観ました。

トランスフォーム(変身)する金属生命体が、地球を守るために戦う姿を描いたシリーズ第2弾。
マイケル・ベイ監督作品。
世界最速の上映らしいです、ポイントが貯まっていたので、先行上映行ってきました。

“映像革命”と謳われた前作ですが、余りにも早いトランスフォーム具合と、どっちが味方でどっちが敵か分からないロボット達に、若干閉口気味でした・・・^^;
今回感心したのは、(多分そういう声が多かったりしたのでしょうか?)かなり味方と敵の区別がついたところでした。なんでだろう?色?でも色は前と一緒なのかな?分かり易いよう流れに気をつけたのかな^^

革命と言われるだけあって、その映像技術は今回も目を見張る物がありました。
ロボットと人間が一緒のフレームに入っても、全く違和感がなく、ホントにそこに居るような存在感。
後半部分での見せ場となるエジプトでのシーンも、ピラミッドに登っていく敵ロボットの様子なんて、かなりリアルでした。

今回もシャイア・ラブーフ扮するサムを始め、おなじみのキャストに新たな登場人物も加わり、バンブルビー達とのコミカルなやり取りもあって、作品のカラーや印象は前作とほぼ同じ。
まるで超合金のおもちゃがそのまま大きくなって、画面狭しと地球のために戦う姿は、昔このアニメを見て育った世代のお父さん達、そして現在の男の子達のハートをくすぐり、熱く燃やすのではないでしょうか?
戦闘シーンも激しく、アメリカ軍の戦闘機や艦艇なども沢山登場しますしね~。

・・・かくいう私は、ほぼ蚊帳の外状態・・・(@△@;)。
上のような感想を抱きながら、冷静~に画面を見つめていました^^;アララ~。
ま、そんな気分になるだろう事は、ある程度予想していたので、もう途中からは迫力の映像を楽しむ事にしましたけど♪
頭からつま先まで、“マイケル・ベイ印”が刻印されたような作品でした~。

TRANSFORMERS:REVENGE OF THE FALLEN  (2009)
 監督 マイケル・ベイ
 シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス ジョシュ・デュアメル
 ジョン・タトゥーロ マシュー・マースデン タイリー・ギブソン
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