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イングロリアス・バスターズ [映画 *あ]


イングロリアス・バスターズ [DVD]
「イングロリアス・バスターズ」、観ました。

ナチス占領下のフランスで家族を殺されたショシャナ。
それを指揮したのは“ユダヤ・ハンター”の名で知られるナチス親衛隊のランダ大佐。
同じ頃、アメリカ特殊部隊のレイン中尉引きいる“イングロリアス・バスターズ”はナチス兵を血祭りにあげ、名を馳せていた。
数年後、名前を変え生き延びたショシャナはナチスへの復讐を誓う。
クエンティン・タランティーノ監督が描く戦争映画。

実はタランティーノ監督には苦手意識がありました。
いつも人がバンバン死んでいって結構残忍だったりするのに、それがスタイリッシュな感じに見えたりするのが、どうも受け入れ辛かった。
なのでブラピが出演している本作も、どうしようかと思いつつ、結局観に行かずじまいでした。
ところが、本作、とても面白かったし、上手い作りになっていて最後までイッキ観してしまった^^

家族を失ったショシャナは数年後、小さな映画館の経営者となっていた。
ある日、若いナチス兵に声を掛けられたことから、ショシャナは胸に抱いていた復讐を実行にうつす機会を得るのです。
ショシャナの映画館で、ナチス兵を主役にした映画の試写会“ナチスの宵”が行われることになり、そこにはナチスの高官達も数多く出席する・・・そこを一気に狙う彼女の計画。
そしてこの“ナチスの宵”の警備責任者が他でもないランド大佐!
また、ショシャナと同じく“ナチスの宵”に目を付けたのがバスターズのレイン中尉。
それぞれの登場人物が紡いできた血塗られた糸が、クライマックスに向けて絡み合う。

観ていて非常に面白いと思ったのが言葉。
この映画、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語と、様々な言語が飛び交います。
こういう時世では言葉も武器になるんですね。
ランド大佐の強みは、様々な言語を操れるという所で、これは本当に怖いです。
どれだけその言語に精通しているかが命の分かれ目になったり、命取りになったり。
同じような意味で、ダイアン・クルーガーが出ていた酒場の場面も、かなりヒヤヒヤ、ドキドキもの。
色んな国の言葉が理解できるってかなりの強みだと、しみじみ感じ入りました。
そして、こんな風にちゃんとその国の言葉を役者が喋っているのが、当たり前の事なんだけどとても良かったですね、映画としてちゃんとしてると思いました。
(英語しか喋れないブラピは、それはそれで可愛かったけど^^*プフッ。)

ランド大佐を演じたクリストフ・ヴァルツは本作でアカデミー賞助演男優賞を獲得。
受賞のスピーチ時、とても謙虚な姿勢でタランティーノ監督に感謝の意を表していたのが好印象でした。
どんな演技かと楽しみに観ましたが、助演というより主演といってもいい存在感。
受賞も納得の絶妙の演技、抜け目無くしたたかな男をコミカルに演じてました。
また、ショシャナを演じたのは先日鑑賞「オーケストラ!」にも出演していたメラニー・ロラン。
彼女もいいですね~、頬に赤くチークで線を引くところにはシビれた!

公開されたとき、“面白くなかったら全額返金します”とか言ってたけど、これなら“返金して“とは言わないな、私は^^

INGLOURIOUS BASTERDS  (2009)
 監督 クエンティン・タランティーノ
 ブラッド・ピット クリストフ・ヴァルツ メラニー・ロラン ミヒャエル・ファスベンダー
 ダイアン・クルーガー イーライ・ロス ダニエル・ブリュール ティル・シュヴァイガー
 サム・レヴァイン ポール・ラスト ジュリー・ドレフュス マイク・マイヤーズ
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アデル/ファラオと復活の秘薬 [映画 *あ]


アデル/ファラオと復活の秘薬
「アデル/ファラオと復活の秘薬」、観ました。

1911年のパリで活躍する女性ジャーナリストのアデルは、エジプトファラオの墓を目指す。
ファラオの主治医だったミイラを求めて奔走するアデルの望み、それはミイラをこの世に復活させること。
そして古代エジプトの力を借りて、瀕死の状態の妹を救うことだった。

やっぱり好きなタイプでしたね~、アデル役の女優さん。
予告編を観た時から涼しげな顔の作りが好みだったのですが、そこにアデルのチャキチャキな性格がマッチしていてとてもナイスでした^^
ジャーナリストと言うことで、冒険物の本なども執筆している活動的な女性・アデル。
男勝りで度胸が座っていて、しかもタカビーで勝気な彼女が死者を復活させようと右往左往の冒険を繰り広げるお話し。

思った以上にコメディタッチの映画でした。
アデルに協力している科学者が死者を復活させる方法を見だすのですが、ついつい古代の翼竜までも蘇らせてしまいパリの街は混乱に包まれてしまいます。
翼竜を追うパリ市警の警部や猛獣ハンター、翼竜の卵を展示していた博物館の職員なども巻き込んでの大騒動。
とぼけた登場人物たちが必死の捕り物を繰り広げるところは笑えました。
それもこれも原因は、死んだものを復活させようとしているアデルなのですが・・・。
アデルがそこまでする理由は、瀕死の状態のままでいる双子の妹を救うため、と言うことです。

アデルはコスプレも頑張ってました~。
髭をたくわえた紳士から、てっぷり肥えたオジサン、一番笑えたのは給仕係のオバサンに扮した格好でした。
スタイルも良くて若さと美貌溢れる彼女が、別人になりきる変装シーンは楽しかった^^
あと、ホントに何気にセミヌードも披露していて、“んん~、Oッパイ見えてるよ~^^;”と慌ててしまいました(笑)
でも妹を救いたい一身とはいえ、墓泥棒に脱獄ほう助、不法侵入と、アデル・・・あんた結構危ない橋渡ってるよね~、っとつこっみを入れてしまいました^^

「潜水服は蝶の夢を見る」「007/慰めの報酬」のマチュー・アマルリックの名前も見つけたけど、彼はほとんど本人と分からないような格好をして出演してました。
出番が少ない、と思ったらどうやら・・・次回への布石が!
リュック・べッソン、続編作る気満々って感じの終わり方でしたね^^

LES AVENTURES EXTRAORDINAIRES D’ADELE BIANC-SEC  (2010)
 監督 リュック・べッソン
 ルイーズ・ブルゴワン ジル・ルルーシュ ジャン=ポール・ルーヴ
 マチュー・アマルリック フィリップ・ナオン ニコラ・ジロー 
 ジャッキー・ネルセシアン ムーサ・マースクリ ロール・ドゥ・クレルモン=トネール
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アバター <3D> [映画 *あ]


アバター ブルーレイ&DVDセット [初回生産限定] [Blu-ray]
「アバター」、観ました。

「アバター」、既にDVDやブルーレイも発売されていてレンタルもされているのですが、映画館で観てきました。
去年の暮れに鑑賞したのですが、その時は2Dだったのです。
後から時間が出来たら3Dを観に行きたいと思っていたのはやまやまでしたが、当時3D対応の映画館が少し遠かった。
何やら気ぜわしくしているうちに、そして遠さのため“よいしょっ”と号令を掛けられずにいるうちに、上映が終了。
その後、後悔したのは言うまでもありません^^;
映画の歴史において、おそらく何十年に一度の“映像革命”をこの目で確かめられなかった…、ガクッ。

ところが!
昨今の3D映画の普及に伴って、今まで対応していなかった近所の映画館もいよいよ設備を導入。
併せて「アバター」の3D版を公開してくれることに^^
これは行かねばなりません。
今度こそ、行かねば・・・って事で遅ればせながら、観てきました。
しかも、料金も1000円+300円(3D料金)=1300円で観られたので、ほんとにそれで良いんですか~?と念押ししたくなっちゃうような良心価格でした^^

ストーリーについては前回、鑑賞した時と同じような感想を持ったのですが(その時の感想はこちら)、噂に聞いていた3D映像の美しさにホレボレしました。
「アバター」以外にも3D映画を少しだけ体験しましたが、それらとは比べ物にならないクオリティの高さ。
クリアで違和感のない立体感から感じられる画面の奥行きの見事さ。
パンドラという惑星の魅力を余すことなく表現し、そこで繰り広げられる数々のアクションにもスピード感を与えていました。
正直、他の作品では“3Dで無くてもいいんじゃないだろか?”という疑問が頭をよぎったりしたのですが、本作は“これぞ3Dの極み”と素直に驚き、ジェームズ・キャメロン監督が本作に注いだ情熱と技術力の集大成に感服しました。

やっぱり、これは観に行けて良かったです~(^▽^)/

AVATAR  (2009)
 監督 ジェームズ・キャメロン
 サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガニー・ウィヴァー
 スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョヴァンニ・リビシ
 ジョエル・デヴィッド・ムーア CCH・パウンダー ラズ・アロンソ
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エイリアンVS.プレデター [映画 *あ]


エイリアンVS.プレデター [DVD]
「エイリアンVS.プレデター」、観ました。

SF映画が生み出した地球外生命体、エイリアンとプレデターが地球でバトルを繰り広げるアクションムービー。

「プレデターズ」公開に併せて観始めたシリーズもいよいよ3作目。
本作ではあのエイリアンとプレデターが戦ってるのですが、いったいどっちが強いのか、興味深いところです^^

南極の地中深くで、温度が異常に上昇していることを人工衛星が捉える。
熱源は地下に存在する遺跡から発せられていた。
大企業ウェイランド社は専門家でチームを作り、地下遺跡の調査を試みる。
しかし、この遺跡には秘かに息づく生物がいた・・・。

まぁ、この地下遺跡にエイリアンのお母さんが冷凍保存されている訳ですね。
そして100年サイクルなのかな、気温の上昇と共にお母さんエイリアンは目覚め、次々に卵を産み始める・・・そう、あの卵です~。
同時に宇宙の彼方から現われたプレデターの一群も、遺跡へと降り立ちます。
そしてこの2つの種族の大バトルが始まるのですが、その理由にまずツッコミ!
“余所でやってくれいっっ”
でも考えてみると、エイリアンが卵から生まれ出てからのある一定期間は、何かを宿にして成長するんでしたっけ?
ってことは、生物がまったく居ない無人の星ではダメなのかな~?
地球は遥か過去から、プレデターに目を付けられちゃってたって事なんですね^^;

エイリアンの幼虫(っていうのか?)が孵化して人間の顔にへばり付いちゃう所とか、がんじがらめに取り込まれちゃった人たちのお腹の中には既にエイリアンが・・・なんていうシーンは昔の「エイリアン」シリーズを思い出して懐かしさ満点!
あと、ウェイランド社の社長は、あの「エイリアン2」のビショップですよね!
(初めてあの映画を観た時は、ビショップの正体に心底驚いたもんでした^^オォォ~って。)
“つまりこの会社、のちに社長をモデルにアンドロイドを作っちゃったってことかいっっ?”
でもなんかテンション上がって、久々に「エイリアン」シリーズも観たくなってしまいました。

遺跡の中で次々襲われる人間たち、襲うエイリアン、そして襲うプレデター。
駆け足展開ではありましたが、なかなか面白く観ることができました。
でも、もうひとつだけ・・・“プレデター、意外とフレンドリーっっ”
シリーズしょっぱなの冷酷無比だったプレデターからは想像つかんわい^^;
怖がりの私も、流石に半笑いで鑑賞してしまいました。

しかし、来月公開の最新作はきっとまた恐ろしいプレデターさんに戻ってるんでしょうね。
どんな性格のプレデターなんでしょう?
なんかすごい楽しみになって来ました^^

ALIEN VS. PREDATOR  (2004)
 監督 ポール・W・S・アンダーソン
 サナ・レイサン ラウル・ボヴァ ランス・ヘンリクセン ユエン・ブレムナー
 コリン・サーモン アガト・ドゥ・ラ・ブライユ トニー・フラナガン
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オーケストラ! [映画 *あ]


オーケストラ!
「オーケストラ!」、観ました。

かつての世界的指揮者で今は楽団の清掃員となってしまった男が昔の仲間たちともう一度舞台に立つまでを描いた笑いと涙の感動作。

30年前、ソ連のボリショイ交響楽団の指揮者として活躍していたアンドレイは、反体制的だとみなされ一線から追放されてしまう。
それから酒に溺れ転落の人生を送った彼は、今ではボリショイの清掃員として働く毎日。
ある残業の夜、パリのシャトレ劇場から出演依頼のFAXが届く。
アンドレイはこのパリ公演に、かつての仲間を集めて自分たちが出演することを心に決める。
こうして、ボリショイ交響楽団に成りすましたアンドレイたちの寄せ集め楽団が始動するのだった。

過去の圧制の元で、アンドレイのように闇に葬り去られた才能が沢山あったのでしょうか。
ともすれば暗くなりがちな内容ですが、冴えない中年男たちの奮闘にコミカルな味つけを施し、クスリクスリと笑いがこぼれる作品に仕上げていました。
彼らの長く続いた地味な日常に、突然振って沸いたコンサート決行、という変化。
不安と恐れと希望に揺れながら、アンドレイたちは動き出した計画を進めていきます。
昔とった杵柄の仲間たちも、次々アンドレイのもとに集まってきてパリを目指す。

ところがいざパリへとついて見ると、楽団員たちは自分勝手に行動を始めてしまいます。
それぞれが、パリに行きたい理由が別にあった(反転します・それは出稼ぎ^^;)・・・ということ。
現在のロシアの経済状況とか市民の暮らしぶりとかがチラリと垣間見えて、興味深くもありました。
そして、別の理由があったのはアンドレイも例外ではありません。
公演の演目であるチャイコフスキーの“ヴァイオリン協奏曲”のソリストとして、アンドレイはパリ在住のヴァイオリニスト・アンヌを指名していたのですが、どうやら彼女との演奏が目的であるようなのです。
アンドレイとアンヌには、さて、どういう関係があるのか?、というところも気になって物語に引き込まれました。

「オーケストラ!」(原題はLE CONCERT)という題名だけあって、ラストのオーケストラの演奏の場面は圧巻でした。
やはり、こういう映画は劇場の音響で聴くと感動も増しますね。
ヴァイオリンのソロのパートと、オーケストラの音が重なり合い、美しい音楽が迫ってきた^^
それと同時に、30年前のアンドレイの過去と現在とが溶け合い、アンヌのヴァイオリンが時を繋ぎ、楽団員たちがそれを見守る。
ラストの演奏シーンがすべての集大成となっていて、ここで色んなことが明らかとなる構成になっていました。
いい映画でした、本当は暗くて重い話だと思うのですが、それをポーンと高い所まで押し上げてくれて、心がほんわかするような温かい映画に仕上がってた、佳作!

そしてやっぱり、音楽っていいです!
クラシックの素晴しさに今更ながら、心の目が開いたような気がします^^

LE CONCERT  (2009)
 監督 ラデュ・ミヘイレアニュ
 アレクセイ・グシュコフ メラニー・ロラン フランソワ・ベルレアン
 ミュウ=ミュウ ドミトリー・ナザロフ ヴァレリー・バリノフ アンナ・カメンコヴァ
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雨に唄えば [映画 *あ]


雨に唄えば [DVD]
「雨に唄えば」、観ました。

ジーン・ケリー主演、1952年製作のミュージカル映画。

「雨に唄えば」って劇中で歌われる“SINGIN’ IN THE RAIN”が超有名で、存在は間違いなく知ってるんだけどちゃんと観たことがない映画、のひとつでした。(そういう映画、多いなぁ・・・^^;)
ストーリーもどんなのかよく知らなくて、今回観て初めて映画界を舞台にしたミュージカルコメディだと知りました。
まさに歌と踊りと笑いが詰まったエンターテイメント、という感じでした。

舞台は映画の時代が大きく変わろうとしていた頃。
サイレント映画の大スター、ドン(ジーン・ケリー)とリナは押しも押されぬ人気者。
そして映画界に駆け巡る大ニュース、トーキー映画の登場です。
ライバルスタジオが製作した“台詞を話す映画”が大ヒット、これに遅れを取るものかと、ドンとリナのコンビも新作のトーキー映画の撮影を始めます。
しかし、困ったことがひとつ・・・リナは稀に見る悪声の持ち主で、トーキーは彼女の欠点を白日の下にさらしてしまい、今までのイメージもダウンするのは明らか。
そこで考えたのが“吹き替え”と言う作戦、リナの声として選ばれたのが新人女優のキャシー。
リナには内緒で吹き替えの録音は始まり、ドン、ドンの相棒・コズモ(ドナルド・オコナー)、キャシーの3人は奮闘するのですが・・・。

映画製作の裏側を、面白おかしく描いていました。
それと併せて、ドンとキャシーの間に芽生える恋、っていうのももちろんあります^^
音楽のパートもとても楽しいものでした。
ジーン・ケリーと相棒のドナルド・オコナーのダンスシーンはワクワクしました。
ドナルド・オコナーのアクロバティックなダンスと顔芸には笑わされたし、ジーン・ケリーのダイナミックな足さばきのダンス、そして何よりあの甘い歌声がいいですね~。
そこにキャシー役のデビー・レイノルズが加わり、息の合った3人が繰り出すミュージカルシーンは、流石!とうなるほどの素晴しさ。

そして有名なあのシーン、雨の中をずぶぬれになりながらジーン・ケリーが歌う“SINGIN’ IN THE RAIN”。
ドンに訪れたキャシーとの甘い恋が、彼を極上の幸せへと誘います。
その上、彼とキャシーの歌声の流れる映画は、きっと成功するに違いない。
雨に濡れるのも楽しく思えるほど、幸せな気分の彼。
ああ、そうか。
このシーンは自分は世界一の幸せ者だと、それをかみ締めながら、その思いを歌に現していたシーンだったんですね~。知らなかった~。
歌うジーン・ケリーが本当に、この上ないほど幸せそうに見えました^^

これから雨の日が多くなって来ますよね、梅雨だし。
雨が降ってると憂鬱になりがち、出掛けるのも億劫になったり。
この映画のドンのように少々の雨が降ろうがへっちゃらなくらい、ハッピーパワーが欲しいな~^^

SINGIN’ IN THE RAIN  (1952)
 監督 ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン
 ジーン・ケリー デビー・レイノルズ ドナルド・オコナー
 ジーン・ヘイゲン ミラード・ミッチェル リタ・モレノ
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アイアンマン2 [映画 *あ]


アイアンマン 2 [DVD]
「アイアンマン2」、観ました。

ロバート・ダウニー・Jrがアメコミヒーロー「アイアンマン」に扮して活躍するアクションムービーの第2弾。

楽しみにしていた「アイアンマン2」、行って来ました~^^
帰ってきて記事を書く参考にと、以前の「アイアンマン」の感想を読んでみました。
そこには“アイアンマンの飛び立つ時のポーズが可愛い”なんて書いてあって、それは今回も思った所であります。
“あ~っ、そうだそうだ、アイアンマンってこうやって飛ぶんだった!可愛いよな~^^”なんて。
アイアンマンであるトニー・スタークも、自分の才能や境遇を鼻に掛けているところはちょっと鼻に付くんだけど、基本的に憎めない悪ガキみたいで可愛いキャラクターであります。

前回、自らがアイアンマンであることを公表したトニー・スターク。
彼の活躍に熱狂する市民たちとは裏腹に、それを快く思わない人達もいる訳で。
トニーの様々な行動が行き過ぎた武力介入だとし、合衆国はスーツの引渡しを命令する。
しかしトニーはあくまでそれを拒否し、彼のスーツを欲しがる軍やライバル企業の人々をやり込める。
このスーツを身に着けるのは自分だけであり、開発を目論む国家や企業には10年かかっても無理だと息巻くのです。
そんなトニーの目の前に現れた一人の男。
彼はなんと、トニーにしか開発不可能だと思われたスーツを身に纏い、そのパワーはアイアンマンと互角。
トニー・スタークの新たな戦いがこうして幕を開けるのです。

アイアンマンの強敵となるのがミッキー・ローク演じるイワン。
彼はロシア出身の科学者で、父親の代に渡ってスターク家とは因縁がある、という設定。
長年の恨みを果たすべく、自身で開発したスーツでトニーが出場しているモナコのレース会場に現れます。
このシーンがメチャクチャ格好良かったです。
両手で電気ビリビリなムチを打ち振りながら、レースカーをバッチーンとシバくシーンは予告編でも流れてましたが、ミッキー・ロークいいわ~。
時々ふっと笑うんだけど、その笑顔が悪役らしからぬ可愛さで、結構好きな悪役でした^^

強敵・イワンの存在とともに、もう一つトニーを脅かすのが身体の不調。
胸にはめ込んでいるあのパワーの源と言える光る武器、あれが持つ毒素が徐々にトニーの身体を蝕んでいた。
この毒がやがて自分を死に至らしめることを予測したトニーは、自暴自棄になりパワースーツを乱用。
そのせいで恋人であり秘書であったペッパーや親友のローディ中佐の信頼を失ってしまうのです。
いくら大金持ちで天才で強くても、トニーは1人で戦っている訳では無いんですよね。
彼を信頼して支えてくれる周りがいて、彼も十二分に力を発揮できるのかも。
恋人の歯に衣着せぬ忠告や、親友との息のあったコンビネーションが今回の戦いを支えていたと思います。
それに加えて亡き父からの愛も、トニーに力を与えることになるんですよね^^

第2弾からのメンバーはどのキャラも良かった!
悪役のミッキー・ロークもだし、秘書役のスカーレット・ヨハンソンが最高!
彼女のアクションは見ていてとても楽しかったです、セクシーで可愛くて。
スカちゃんに比べると、グウィネス・パルトロウがかなり地味。
でもまあ、もともとキャラ的には堅物っぽい役柄だししょうがないかな?
あと、スターク社のライバル企業であるハマー社の社長役、サム・ロックウェルがこれまた最高!
嫌味でしたたかで、それでいて詰めが甘甘のバカ社長を見事に演じてました。(←褒めてます^^)
前作ではテレンス・ハワードが演じたローディ中佐はドン・チードルに交代。
「別れた妻」~あれは良かった、大爆笑。

前回もエンドロールの後にちょっとだけシーンのおまけがあったので、今回も期待してました。
やっぱり、(ほんのちょっとだけど^^;)おまけがありましたね。
次回を期待させて終了でした。

IRON MAN 2  (2010)
 監督 ジョン・ファヴロー
 ロバート・ダウニー・Jr グウィネス・パルトロウ ミッキー・ローク
 サム・ロックウェル スカーレット・ヨハンソン  ドン・チードル
 サミュエル・L・ジャクソン クラーク・グレッグ ジョン・スラッテリー ジョン・ファヴロー
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エスター [映画 *あ]


エスター [DVD]
「エスター」、観ました。

孤児院から一人の少女を養女として受け入れた家族。
この一家を襲う恐怖を描いたサスペンス・ホラー。

ひゃぁ~、怖かったです~><;
あちこちの映画ブログをお邪魔していて、目についた作品。
だいたい目にしたのが“怖いけど面白い”・・・という風な感じだったので、気になってました。
ネタバレを含むラストっぽかったので、じっくりは読まずに流し読みに留めていたのですが・・・。
それでも面白そうな気配はプンプンでしたしね^^
それで観た結果はどうかと言うと、ものっ凄く恐ろしかったけど目が離せませんでした。
やはり、怖面白かった^^;

ある家族が養女を迎え入れた事から、恐怖のどん底に突き落とされるお話です。
9歳のエスターは礼儀正しくしっかりとした少女で、コールマン夫妻はエスターを養女にすることを決めます。
コールマン家の2人の子供も含め、5人での生活が始まるや、一家の周りでは奇妙な出来事が起こり始めるのでした。

ジワジワと追い込まれていく家族の様子を、ただハラハラと見つめるばかりでした。
家族を覆う不穏な影、それにいち早く気付いた母親が徐々に孤立していく所はもう、歯がゆさがいっぱい。
観る側を母親と同じ目線にさせて、イライラじりじりとさせる、上手い演出でした。
元々コールマン夫妻が抱えていた心の傷、その弱い所を攻めるやり方も怖い~。
心理的にも苦しい映画でした。

子役の演技も絶品でしたね。
どの子も。
映画とは言え、この恐怖がトラウマになったりしないか、心配しちゃいます^^;

あまり多くは書くまい。
とにかく怖かった・・・。

ORPHAN  (2009)
 監督 ジャウメ・コレット=セラ
 ヴェラ・ファーミガ ピーター・サースガード イザベル・ファーマン
 CCH・パウンダー ジミー・ベネット アリアーナ・エンジニア
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ウルフマン [映画 *あ]

ウフルマン「ウルフマン」、観ました。

正体不明の獣に襲われ傷を負ったことから、恐るべき変貌を遂げるようになった男。
彼は満月の夜になると狼男に変身し、村人を次々と襲い始めた。
ベニチオ・デル・トロが狼男に扮したホラームービー。

狼男ってなんか懐かしいですね~。
この作品は1941年の「狼男」という映画のリメイクだそうです。
さすがにそれは観たことがないですけど、私が小学校だか中学校ぐらいの頃にも、ブームがあったような記憶が・・・。
“○○ロードショー”なんていうTVで放送されたりして、そんな日には家族揃ってテレビに食いついてました^^;
四つんばいになった男の爪がニョキ~と伸びたり、毛がフッサフッサに生えたりするのを、ビビリながら観ていたような・・・。
だから「ウルフマン」の存在を知った時から、妙に気になってしょうがなかった。
ちょっと昔を懐かしむ気持ちも含みつつ、映画館に行ってきました。
場内、少しばかり平均年齢高め。
R-15指定ってのもあるでしょうし、やっぱり懐かしさを感じた人もいらっしゃると思う。
1941年版をご覧になったであろうご年配の方々もチラホラ、お見掛けしました。

さて映画ですが、正統派の狼男映画、という感じでした。
19世紀末、イギリスの片田舎、古びた城、森・・・。
森の暗がりの中から恐ろしい生き物が飛び出してくる、それにピッタリのひなびた雰囲気。
田舎を離れて暮らしていたローレンスが、久方ぶりに故郷に帰ってくるところから物語はスタートします。
彼を迎えたのは父・ジョン。
ローレンスの兄が無残な遺体で発見され、村ではこれで3人が犠牲者となる猟奇的な事件が起こっている最中。
熊に襲われたのか、あるいは恨みを持つ人間の仕業か?
事件を調べ始めたローレンスは満月の夜、不気味な獣に襲われてしまうのです。

そこからは、もう、詳しく説明しなくても分かってしまう展開が待っています。
狼男に変身するシーンも出てくるのですが、やっぱり懐かしいって思っちゃった。
ベニチオ・デル・トロってどっちかと言うと苦手なほうなんですが、今回は時代物の衣装が似合っていて、素敵に見えるところもありました。
なんせベレー帽(ベレーじゃない?ちょっと斜め被りの帽子です)を被った姿が良かった。
(最後の方、徒歩のシーン)。
シルクハットも被ってたけど、絶対ベレー帽やなぁ♪・・・ってなんの感想だか^^;
狼男の特殊メイクも、何だか似合ってたような(笑)でも、あのメイクは大変そうですね。
がるる~、と変身するところも靴とかバリッと破れて、突き出した足が伸びて・・・なんて、結構面白く観てしまいました。

あと、ローレンスの父親・ジャックはアンソニー・ホプキンスが演じています。
私はジャックの行動がイマイチ、よく理解できなかったんだけど、まぁ、本能のままに生きている人ってことなんでしょうか?(おっと、ネタバレかも^^;スンマセン)
でも画面にアンソニー・ホプキンスが出るだけで引き締まる感じがするのは流石ですね。
その他にも「マトリックス」でお馴染みのヒューゴ・ウィーヴィングや、「プラダを着た悪魔」や「ジェイン・オースティンの読書会」のエミリー・ブラントなど、充実したキャストでしたね~^^

・・・ってことでGWの初日、朝イチの回で鑑賞してきました。
GW、あと何本観られるかな~(^▽^)/

THE WOLFMAN  (2010)
 監督 ジョー・ジョンストン
 ベニチオ・デル・トロ アンソニー・ホプキンス エミリー・ブラント
 ヒューゴ・ウィーヴィング ジェラルディン・チャップリン マリオ・マリン=ボルケス
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アリス・イン・ワンダーランド [映画 *あ]


ALiCE IN WONDERLaND
「アリス・イン・ワンダーランド」、観ました。

ルイス・キャロルの児童小説「不思議の国のアリス」。
19歳になった主人公アリスの新たな冒険を、「シザーハンズ」、「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートンが描いたファンタジー。

GWに向けて次々と面白そうな映画が公開されてますね。
公開ホヤホヤの作品を、すぐさま観にいけなくて私の中でちっちゃいストレスが徐々に溜まりつつあります^^;
とにかくこの土日は、行きたかったのに行けずにいた作品を、『絶対、見に行くデー』に決めまして、家族のご理解を頂きつつ(笑)、両日1本ずつ鑑賞することができました!アリガトッ。
うれし~^^♪、やっぱり映画館で観る映画は格別ですからね~。
てなことで、土曜日に「アリス・イン・ワンダーランド」の3D・字幕版を、日曜日の今日は「シャッター・アイランド」を観てきました。

さてさて、前置きが長くなりましたが映画の話に戻りましょう。
「不思議の国のアリス」ってメチャクチャ有名なんだけど、改めて思い起こしてみると本って読んだことあったかな~?
家にはディズニーアニメ版のDVDもあるし、子供がまだ4・5歳の頃に読んでたお子ちゃま向けの童話っぽいのもあるんで、大体の流れは知ってるんだけどね~。
ちゃんとした原作みたいなのは、読んだことがない事にちょっとビックリですね。
それでも抜群の浸透力ですからディズニーの凄さを感じつつも、不思議な世界観を持つ魅力的なこの作品が愛され続けているからこそ^^でもあるんでしょうね。
そして本作は、19歳に成長した主人公のアリスが久しぶりに不思議の国を訪れ、そこで起こる新たなる冒険を描いたものです。

不思議の国・アンダーランドの面白くて奇妙で美しいビジュアルは、さすがティム・バートン監督らしさをふんだんに感じることが出来ます。
チェシャ猫、白うさぎ、ヤマネなどの動物キャラも可愛いし、ジョニデ演じるマッドハッターや双子の存在も奇天烈です。
でも、一番強烈な個性を放って居たのは、バートン作品でジョニー・デップと双璧を成すヘレナ・ボナム=カーター演じる赤の女王ですね~。
自身の容貌にコンプレックスを持つ彼女は、気に入らないことがあると口癖のように「首をはねろ!」と叫びます。
映画の中では悪役でしたが、彼女のキョトン?とした表情が妙に可愛くて、何度も噴出しそうになってしまいました^^
赤の女王と姉妹でありながら、お互いの国を巻き込んだ争いを起こす白の女王役のアン・ハサウェイも、気持ち悪いほど浮きまくったブリッコ演技が中々のモノでした(笑)
周りのキャラが濃いだけあって、アリスを演じたミア・ワシコウスカはちょっと凡庸に写ってしまったかな?

赤の国の女王の横暴に立ち向かうべく、白の女王たちと共に戦うことを決意するアリス。
大人になる一歩手前、自分の考えで行動することに躊躇いがちだった現実世界のアリスが、アンダーランドでの出来事を通じて自立していく・・・そんな物語でした。
ストーリーはソツなく、手堅く纏められている印象を受けました。
全然悪くはないのですが、逆に言うと突き抜けた何かもないので、もしかしたら意外とあまり記憶に残らないかも・・・、なんて思ったり。

でも、子供も私も楽しかったですよ、子供も中学生になったので土曜日の夜(と言っても7時過ぎに始まる回ですが^^)に出掛けたのです。
夜のシネコンは初めてだった子供、少し大人の雰囲気も楽しんだみたいです。
(結構、中高生とお母さんの組み合わせが多かった。ジョニデだからか?^^)

ALICE IN WONDERLAND  (2010)
 監督 ティム・バートン
 ミア・ワシコウスカ ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター
 アン・ハサウェイ クリスピン・グローヴァー マット・ルーカス
 アラン・リックマン マイケル・シーン スティーヴン・フライ
 ポール・ホワイトハウス バーバラ・ウィンザー 
 クリストファー・リー ティモシー・スポール
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