SSブログ

理想の彼氏 [映画 *ら]


理想の彼氏 特別版 [DVD]
「理想の彼氏」、観ました。

離婚を機にNYに越してきた40歳のシングルマザーと、24歳の青年との恋愛模様をコメディタッチで描いたラブストーリー。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演。
 
夫の浮気が原因で離婚をしたサンディは心機一転、NYに居を構え、娘と息子との新たな生活をスタートさせる。
アパートメントの1階にあるコーヒーショップの店員・アラムと知り合い、成り行きでベビーシッターを頼むことに。
気の良い青年アラムはすぐに子供達と打ち解け、いつしかサンディの心も彼の存在が占め始める。
自然に付き合い始めた2人だが、やがて年齢差という壁に突き当たり・・・。

40歳の女性が主人公、まさに自分とドンピシャ世代のお話ということで楽しみに観始めました。
最初のうちこそ“キャサリン・ゼタ=ジョーンズのコメディってちょっと浮いてない?”とか、“やけに下ネタ多くない?”とか気になっていたのですが、サンディとアラムが段々と良い感じになってくる辺りから、そういうのもあんまり気にならなくなってしまいました。

なんせアラムが自然体で、ナイーヴで、少年と大人が混在したような男の人なのです、サンディが彼に惹かれていく気持ちに共感できたのが良かったんでしょうね。
最初出てきたときは、なんだかパッとしない男だな~、なんて失敬な事を考えていたんですが、話しが進むにつれアラムの優しさが伝わってきて、ちょっとした擬似恋愛気分を味わうことが出来ました(笑)

キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じるとどうしてもゴージャスな女性になってしまいがちなのですが、今回のサンディは気の強い今までのイメージと、その外殻に覆われた内側にあるか弱さも表現されていて良かった。
夫の浮気が引き金となった離婚ですが、本当はそれが全ての原因ではなく、彼女が自身の結婚生活を見つめ直す切欠を与えられた・・・というのも良くある話なのかも、と思えました。

ちょっと露骨な表現やオイオイと思える台詞も登場しますが、それだけじゃなくてほんわかと暖っかい気持ちになれるのが良い所じゃないでしょうか。
「恋するベーカリー」がアラカンに向けたお話しだとすると、本作はアラフォー世代におくるラブストーリー。
下手なプリンセス物よりもお伽噺してるな~、と思えました^^
だってアラムは何気に王子様キャラそのものだったりするんですよね。
女の子が理想として掲げるあれやこれやを、結構クリアしてますから^^

忘れてならない存在がサンディの2人の子供達。
この子たちがまた、とってもドライでシニカル。
こんなお子ちゃま、いないでしょう~?っていう所が映画であって、またお伽噺でもありました。

THE REBOUND  (2009)
 監督 バート・フレインドリッチ
 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ジャスティン・バーサ リン・ウィットフィールド
 ケリー・グールド アンドリュー・チェリー ローブ・カーゴヴィッチ サム・ロバーズ
nice!(9)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。