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レポゼッション・メン [映画 *ら]


レポゼッション・メン ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
「レポゼッション・メン」、観ました。

人工臓器の普及により長寿を金で買える近未来。
高額ローン滞納者には臓器の回収が余儀なくされていた。
腕利きの臓器回収人(レポ・メン)であるレミーは、非情な任務をこなす毎日を送っていたが・・・。
ジュード・ロウ主演のSFサスペンス。

ユニオン社は人工臓器の製造・販売で急成長した大企業。
ありとあらゆる臓器を開発し、患者への移植の際にはローン払いで対応している。
売る時には甘い言葉で勧誘、しかし滞納がかさむとレポメンの登場、となる。
この回収方法が容赦ない・・・、いきなり現われたかと思うと、あっと言う間に身体を開かれて臓器は回収される。
その後、患者がどうなろうと彼らはお構いなし、ただ回収のノルマに従って業務を遂行するのみ・・・。

レポメンの稼ぎ頭であるのがジュード・ロウ演じるレミー。
彼はかつては軍隊でかなりの暴れ者だったようで、その流れで退役すると今度はレポメン。
幼馴染のジェイクとは軍隊でもレポメンでも、コンビを組んで周りからも一目置かれている。
お互いに“仕事だから”と自身のやっていることを正当化しているが、刺激を求めているようにも見える。
しかしレミーの妻はレポメンの仕事にうんざりしていて、レミーに転職を望み、そのせいでギクシャクとした空気が流れていた。
家族の為に本気で転職を考え始めた矢先、レミーは事故により自らの身体に人工心臓を入れる羽目に。
やがてローンの滞納が積み重なり、レポメンから追われる立場になってしまうレミー。
その時初めて、自分がやってきた仕事について深く考え始めるのだった。

かなりグロいシーンが登場します。
血みどろで痛々しい所は辛抱が要りますが、物語としては皮肉が効いているし、アクションとしても中々面白く作られているかな、と思いました。
主役のジュード・ロウ、その相棒のフォレスト・ウィッテカー、ユニオン社社長にリーヴ・シュレイバーと一癖ある登場人物を上手く演じられる、実力を備えた出演者も揃っているし。
レミーと共に逃避行を続けるべスを演じたアリシー・ブラガも、セクシーさと妙に舌足らずな可愛さを混在させたキャラクターが魅力的でしたし。
音楽の選曲もセンスが感じられ、ミュージックビデオのようにスタイリッシュな映像も目を引きました。

けれども、如何せん、血なまぐさ過ぎる。
終盤のユニオン社に侵入するシーン、あれの前まではまだ我慢できたけど、あの侵入からデータ削除までの一連がとにかく血のり、血しぶき。
どうにも悪趣味に思えて、う~~ん、ちょっとダメかも・・・となってしまいました^^;

そして最後の最後、常夏の楽園でくつろぐシーンではすぐにピン!と来ました~。
前フリもさり気なくしてあったし、絶対に「未来世紀ブラジル」的パターンに違いないと。
後味は悪いけど、これは締め括りとしては悪くなかった。
それだけに、過度な血みどろが残念でした。
そこさえもうちょっと違っていたら、評価ももっと上がった気もしなくないんですよね~。

REPO MEN  (2010)
 監督 ミゲル・サポチニク
 ジュード・ロウ フォレスト・ウィッテカー リーヴ・シュレイバー
 アリシー・ブラガ カリス・ファン・ハウテン チャンドラー・カンタベリー 
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