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借りぐらしのアリエッティ [映画 *か]


借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック
「借りぐらしのアリエッティ」、観ました。

床下にひっそりと暮らす小人たち。
彼らは人間から借りてきた道具で“借りぐらし”をしながら、ずっと昔から存在してきた。
14歳のアリエッティもそんな小人のひとり。
ある夏、アリエッティの住む家に、翔という病気の少年が療養に訪れる。

もう夏休みも終わりますね。
お盆明けから先週ぐらいまで、ほとんど手をつけてないと言っても言い過ぎでないような状態の子供の宿題に、追われに追われていました。
中学生になると、本当に量が増えるのですね。
おまけに部活もあるし。
手伝ってやらなければ終わりのメドも立たないくらい。
今年の苦労を教訓にして、来年は計画的に自主的に進めていってもらいたい^^;
とにかく、おつかれ~。

ってことで、やっと映画に行こうか?という気分が盛り返してきました。
8月中旬からは、気分的にも追われている感じがするし、肉体的にも暑さと眠さでクタクタ。
DVDを観てても途中で寝ちゃってて、何が何だか分からないことも多かったです。
(ほとんど「サロゲート」状態^^;)
更新のほうも途切れ途切れで、コメントのお返事も遅れがちな事が多く、スミマセンでした。
今年は猛暑がまだ続いているけれど、ここらで気合を入れ直して頑張りたいです^^

さて、映画。
緑に覆われた庭園を持つ一軒家が、アリエッティが借りぐらしをしているお宅。
そこで両親と共に暮らすアリエッティが、14歳になったことで初めての“借り”に出ます。
人間の暮らすエリアから自分たちの生活に必要な物を必要な分だけを借りてきて、床下での暮らしに役立てるのですが、この“借り”に行く事ってほぼ冒険ですね。
アリエッティはこの借りを心待ちに楽しみにしていて、お父さんと共に手際よく進んでいきます。
ところが、肝心のところで自分の姿を人間に見られてしまいます。
アリエッティに気付いたのは、翔という病気の男の子。
人間に見られたら、住む所を離れなければならない。
それが自分たちの身を守るための決め事なのですが、翔は優しくアリエッティに語り掛けてくるのでした・・・。

「床下の小人たち」というファンタジー小説が原作となっているそうです。
小学生の頃、図書館で借りた本のページを、ワクワクしながらめくっていた感覚を思い起こさせるような映画でした。
自分の住む家の床下に、もしかしたら小人がいるかもしれない・・・、そんな楽しい空想がそのまま物語になっていました。
こじんまりとした小さな世界で描かれる物語、それだけに身近に感じることも出来ると思う。
そしてたった1軒の家の中の出来事でも、共存することの難しさ、困難を越えて生き抜く力強さが描かれていました。
下手に壮大すぎて訳が分からなくなってしまうファンタジーより、このシンプルさがよっぽど良かった。
作品的にも、他のジブリ作品よりこじんまりとした印象でしたが、真面目に丁寧に作られているのが良く伝わって来ました。

借りぐらしの小人たちが知恵とアイディアを絞った冒険グッズ、小さなお家のささやかな暮らし、夏の青葉が眩しく輝く庭園など、見どころもありました^^
全体を包むフォークロアな雰囲気も心地よし。

借りぐらしのアリエッティ  (2010)
 監督 米林 宏昌
 志田未来 神木隆之介 大竹しのぶ 三浦友和 
 竹下景子 樹木希林 藤原達也   
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よーじっく

こんにちはぁ(^^)/
あっさりしたお話が、可愛らしい作品でした。
アリエッティの大冒険物語も
観てみたい気がします。(^_^)
by よーじっく (2010-08-30 05:36) 

coco030705

こんばんは。
緑の風景が夏にふさわしく美しい映画でしたね。
ストーリーもよかったとおもいます。声優さんもそれぞれのキャラクターに
相応でしたね。音楽も好きでした。観てよかったです。
TBさせていただきます。(このごろよくTBできないことがあるので、もし付かなかったらすみません。)

by coco030705 (2010-08-30 21:25) 

てぷこだん

自分の枕元に小人が現れたことがあります!
(夢だったんですけどねw)
アリエッティみたいな小人に出会ったら、やさしく接しそうです。
(自分で言うな)

今回のジブリ作品としては、公開前そんなに前面に押し出すような宣伝は
していなかったような気がするのですけど、どうだったんでしょう???^^;
個人的には、アリエッティという言葉を前面に押し出して使っていますよ^^
それはあり得る→それはアリエッティ・・・みたいなw

by てぷこだん (2010-08-31 12:24) 

てくてく

くらいふさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

toramanさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

xml_xslさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

よーじっくさん。
こんばんは^^
あっさり、こじんまりしていましたが、
そこが今回は良かった気がします。
素直に見ることが出来ました^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

Extra-Lowさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

ココさん。
こんばんは^^
夏草が匂いたつような雰囲気が表れていました。
フォークっぽい音楽も心地良かったです。
アリエッティの志田未来さんがピッタリでした^^
真っ直ぐなアリエッティの純粋さが良く出ていた。
いい作品でしたね。
nice!&コメント、ありがとうございます。

あきらさん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

きささん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

おぉ!次郎さん。
こんばんは^^
いつもnice!をありがとうございます。

てぷこだんさん。
こんばんは^^
小人に遭遇した、と言う話は良く聞きますよね。
芸能人の人もTVで話してたりする、
本当にいるのかもしれない、と思ってしまいます^^

宣伝が少なかったですよね、絶対。
私もそう思います。
宮崎監督じゃないからでしょうか?
だから力が入ってなかったんでしょうか?
それはアリエッティでしょうね(早速使わせて貰いました^^)
可愛いらしい、いい映画でしたよ^^
nice!&コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2010-09-02 00:51) 

きさ

イギリスのファンタジーをうまく日本に置き換えていました。
前半の借りぐらしの人たちの人間の世界への冒険、人間の道具を色々と他の事に使うあたり映像的工夫、自然描写はなかなか良かったです。
声優陣も大竹しのぶはちょっと本人のイメージが強すぎましたが、その他の人は良かったです。

作家の小林信彦は週刊文春のコラムで愛すべき佳作と感想を書いていて、私も同感ですが、どうしても米村監督の演出を宮崎駿監督と比べてしまいます。
宮崎演出の独特のぞくぞくする様な感じがないのがちょっと不満、というのはやはり贅沢なんでしょうか。
いい映画ですが。
NHKでメイキングを観たら大変そうだったので米村監督はがんばったんだと思いました。

余談ですが、米村監督「千と千尋の神隠し」のカオナシのモデルだそうです。
by きさ (2010-09-02 05:33) 

non_0101

こんばんは。
音も映像も良かったですね(^^ゞ
見始めた途端、すっかり映画の世界に引き込まれました~
1度目よりも2度目の方が楽しい作品は久々です。
元気と勇気を貰いました(^^)
by non_0101 (2010-09-02 23:19) 

てくてく

きささん。
こんにちは^^
人間の道具を応用して使っていた所は
なるほどな~と感心したり、笑ったり。
とても考えられていて楽しく見ることが出来たところです^^

声優さんにはちょっと不評な意見も目にしますが、
私は中々良かったと思います。
志田さんはとても嵌っていました。
それでもやっぱり、女優さんとかじゃなくて
本職の声優さんがあてるのが一番良いような気はします。

米村監督はTVで顔出しされてましたね。
カオナシのモデルとは思えませんでしたが^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

nonさん。
こんにちは^^
nonさん2回観られたんですね!
私もあのアリエッティの世界はとても良かったです。
小さな世界の大冒険。
夢のある作品だと思います^^
nice!&コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2010-09-04 18:31) 

虹子

てくてくさん。
ご無沙汰です。
てくてくさんもこの夏は大変だったみたいですね。
私は長男が高校受験でもあり、
猛暑の中色々な学校を見に行ったり
仕事もあったし・・・本当に疲れました。

>下手に壮大すぎて訳が分からなくなってしまうファンタジーより、
>このシンプルさがよっぽど良かった。
まったく同感です^^
この夏は疲れていたので特にそう思ったのかもしれませんね。

映画のHPに行ったら、アリエッティは自然や昔ながらの生活
翔はそれを壊している人間を表しているそうで。
翔が良かれと思って、ドールハウスを乱暴に床下に置くところなど
人間の浅はかな面?みたいなものが表現されていたみたいです。
で、ふたりが中庭でした「失われつつある種族」についての会話が、
作者の願い・・・かな。
てくてくさん気がついていたのかもしれないけれど
ちょっと語ってしまった^^;
あの中庭のシーンで、地球環境的なものが言いたいのかな?
と多少感じたけど、ここまで明確にメッセージが込められているとは
私は思わなかったです。
もう少し前面に出していたら評価がさらに上がったんでは?と思う反面
あんまりあからさまに出されたらお説教くさくていやかな?とも思ったり。

新学期。疲れが出ない程度に頑張りましょうね~。
by 虹子 (2010-09-18 17:50) 

てくてく

虹子さん。
こんばんは^^
こちらこそ、ご無沙汰です。
そうですか、虹子さんの息子さんは受験なんですね。
色々と大変そうですが、息子さんの希望に叶う学校に行けると良いですね^^

うちもやっと中学にも慣れてきました(親の方が^^;)。
初めての夏休みの宿題の多さと、
部活の忙しさには驚きでしたが・・・。

それに加えてこの夏から
私も韓国語の他にもうひとつ習い事を始めてしまい、
とても忙しくなってしまいました^^;
週一回なんですが、やっぱりリズムを掴むまでに時間がかかります。
未だに気忙しさが続いてるかも?
“二兎を追うものは・・・”の言葉が常に頭に浮かんでしまうのですが、
どちらも楽しく習っているので、頑張って続けたいです^^

映画の方ですが、虹子さんの解釈、なるほどです。
ドールハウスを乱暴に置く所は
“お手伝いさんかな?”と思いきや翔だったので驚きましたもん。
何となくボンヤリと感じていたことを、
虹子さんがはっきりと文字にしてくれてすっきりしました^^
私もあんまりお説教っぽく無い所が、かえって良かったかも、とは思います。

いつもコメント、ありがとうございます。
まだ暑さは残っていますが、身体に気をつけてくださいね~^^
by てくてく (2010-09-22 00:08) 

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